京都の社
貴船神社 奥宮
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| 奥宮鳥居と思ひ川 |
結社参拝後、奥宮へ。
参道を10分~15分程歩くと、奥宮の鳥居、そして思ひ川が見えてくる。
思ひ川には橋が架かっており、朱色の欄干のある趣き深い橋だったようだが、小生の参拝時は残念ながら工事中。
欄干の代わりに朱色のコーンが置かれていました。
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| 奥宮参道 |
思ひ川
夫・橘道貞の愛を取り戻そうと思い悩んだ和泉式部は、貴布祢詣でを思い立ちました。
当時は奥宮が本社で、参拝者はこの谷川で手を洗い、口をすすぎ、身を清めてから参拝しました。
この谷川は禊の川、物忌の川だったのです。
和泉式部もここで身を清めて恋の成就を祈ったのでしょう。
禊の川だった「おものいみ(物忌)川」が、和泉式部の恋の話と重なり、いつの頃からか「思ひ川」と呼ばれるようになりました。
(境内案内板より)
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| 神門 |
思ひ川を越えて、参道を歩いていくと神門、そして奥宮が鎮座している。
貴船神社 奥宮
当地は、貴船神社が当初創建されたところで、当社の祭神も本宮と同様、水や雨を司る神「高龗神」である。
本来はここが「本宮」だったが、しばしば水害に遭い天喜3年(1055)に貴船神社本宮を現在の地に遷座したという。
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| 拝殿 |
社伝によれば、「反正天皇の時代(五世紀初頭)に、玉依姫命(神武天皇の母)が黄船に乗って浪速(大阪)から淀川、鴨川、貴船川をさかのぼって当地に上陸し、そこに祠を営んで水神を祀ったのが当宮の起こりである」とのことで、地名及び社名の起源をこの「黄船」にもとめる説もある。
境内の本殿横には、この伝説にまつわる「船形石」があり、これを積み囲んだ小石を持ち帰ると航海安全にご利益があるとされた。
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| 拝殿より本殿を望む |
また、本殿下には巨大な龍穴があり、文久年間(1861~1863)の本殿修理の際、大工があやまってノミをこの中へ落としたところ、一天にわかにかき曇り、突風が起り、ノミを空中へ吹き上げたという。このほか、宇治の橘姫伝説や和泉式部の恋願成就など、当社にまつわる逸話は数多い。
京都市案内板より
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| 本殿 |
奥宮本殿の御鎮座伝説に、「川のそばから水の湧き出る所があり、そこに一宇を設けた」とある。
現在、水は涸れているが、奥宮本殿の下には「龍穴」といって大きな穴が開いているという。
『御神体のような神聖なもの』という理由で、誰も見ることは出来ないという。
しかし、昨年(平成23年)に150年ぶりに神聖な龍穴の御姿が現れた。
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| 本殿 |
平成23年12月に天保10年(1840)以来150年ぶりに、本殿の修理する神事「附曳神事」が行われた。
まず本殿の西に手広い菰(こも)を結び付け、氏子一同烏帽子浄衣の白装束で、 本殿を東の権地(ごんち)に曳き遷す。そこで龍穴は自然に菰で覆われる。
龍穴は人目を忌むから、しめ縄にて菰をくくり、竣工の時、まずそれを解き、 本殿を旧位置(龍穴の上)に復し、正遷宮の儀に及ぶのである。
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| 権地 |
この「附曳神事」においては絶対に守らなければならないことがある。
それは境内にいるすべての人間は、一切言葉を発してはならない。
言葉はおろか、声そのもの、「音」
を発生させてはならぬという事である。
そしてそのために、
物理的に口を開けないようにするため、神事において終始榊の葉をくわえておくのである。
(貴船神社FACEBOOK記事より)
・・・絶対参列すればよかったと猛烈に後悔><
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| 船形石 |
本殿脇にある大きな石塁は船形石と呼ばれている。
奥宮本殿の西側にあり、船の形をしています。
神武天皇の母神様・玉依姫さまが浪速(今の大阪)より水源の地を求め、黄色の船に乗って鴨川をさかのぼり、上流である貴船川のこの地に至られたとき、乗ってこられた船を人目に触れないように小石で積み囲んだと伝えられています。
(案内板より)
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| 日吉社と連理の杉 |
貴船神社 末社 日吉社
御祭神 大物主命 (古伝に大山咋神)
山の神として貴船山を守護し給う
道理の杉(御神木)
貞明皇后御参拝の折(大正十三年)賞賛された連理の杉。
連理とは、別々の木が重なって一つになる意で、夫婦、男女の仲睦まじいことをいう。
この神木は、杉と楓が和合したもので、非常に珍しい。
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| 末社 吸葛社 |
船形石の船頭には大国主の子で、鴨大明神と称される社が鎮座していた。
鴨大明神の祖は、記紀神話において神武天皇を先導した八咫烏(ヤタカラス)で有名な賀茂建角身命。
また御百太夫(ももだゆう)も、傀儡師や遊女の神(道祖神や疱瘡除けの神)と一般にされている。
とても意味深な配置である。
尚、この吸葛社と向き合うように鈴市社が配置されていた。
貴船神社 末社 吸葛社
御祭神 味鉏高彦根命(古伝に百太夫)
大国主命の子。鴨大明神とも称す。日本二雨の神。御百太夫とも伝える。
例祭 八月十五日
貴船神社 末社 鈴市社
御祭神 姫踏鞴五十鈴姫命
事代主命の御女。母は玉櫛姫命。第一代神武天皇の皇后として天皇を助けて功績多し。
例祭九月十五日
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| つつみが岩 |
つつみが岩は、思ひ川の脇にデンを置かれた巨岩。
貴船石特有の紫に輝き、形状整い、古代火山灰堆積の模様を表した代表的な巨岩です。
高さ4.5メートル、重さ43トンもあります。
(案内板より)
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| 相生の杉 |
樹齢千年、相生は「相老」に通じ、夫婦共に長生きの意味という意味らしい。
実際に拝見すると、木から発する「力強さ」に只々圧倒されてしまう。
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| 私市社・林田社 |
「相生の杉」の奥には、末社である私市社と林田社が祀られている。
貴船神社 末社 私市社(右)
御祭神 大国主命 例祭六月十五日
林田社、私市社を併せ称して「二ツ柱」といい貴船明神の荒魂を祀る。
貴船神社 末社 林田社(左)
御祭神 少彦名命 例祭六月十五日
医薬の神、酒造りの神
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| 本宮北参道 |
以上で貴船神社参拝記は終了。
本宮・結社・奥宮の三社共に趣き深く、再度参拝してみたいと心から思うお社でした。
次回も京の丑寅の方向に鎮座するお社についてです。