軍艦島上陸 (2) 日本最古の鉄筋コンクリートアパート


4-3 軍艦島上陸(住居エリア)


炭鉱跡地から、第3見学エリアから垣間見れることができる住宅棟エリアへ。

少し脱線するが、端島の石炭について。
日本で採掘されていた石炭は、いわゆる石炭紀(3億6700万年前から2億8900万年前)ではなく、古第三紀(約6,500万年前から約2,500万年前)のものである。

日本ではおもにメタセコイヤなどの針葉樹(葉の形が細長い)やカエデ、ブナ、シュロなどの被子植物が生い茂っていたので、これらの植物が石炭になったと考えられている。尚、石炭紀は巨大なシダ植物が石炭になった。

ここ端島の石炭は炭化率が高く、高度瀝青炭(強粘結炭)といわれる上質な石炭が採掘できたので、夕張(北海道)、筑豊・三池(福岡)炭鉱と共に、日本の近代産業化に大きく寄与してきた。

やがて、エネルギーが石炭から石油及び原子力に移行する中で、1970~80年代には多くの炭鉱が閉山となった。そして、「石炭採掘だけのための島~軍艦島」は、閉山後程なくして無人島となっていった。

そして、日本近代建築技術の結集ともいえる建物群のみが取り残されてしまった。

右側の黒ずんだ建物が30号棟といわれる日本最古の鉄筋コンクリートアパートである。
1916年(大正5年)に建造された。7階建てなのだが、数えてみると8階に見える。これは、基礎部分がむき出しになり始めたからである。

30号棟と31号棟の間にある坂道。31号棟の脇にはスナックがまでもがあったらしい。
廃墟だらけの島の中で、「生活」を感じることが出来る数少ない場所である。
(そして、一眼レフカメラ&望遠レンズのパワーが実感できたw)

近代資本主義の遺構と、雄大な国見の山々のコントラストがとても印象的。


次回もまだまだ軍艦島です^^

Comments

  1. 興味深い建物たちだわ。
    写真も全部いいね。うまいね。=)

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  2. ども☆
    住居棟はビルが数メートル間隔で林立しているみたいで、本当はその中に行きたかった><
    写真はデジ一の性能が良いのですw

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