出雲路を歩く 神魂神社


神魂神社
(かもすじんじゃ)


話を出雲地方に戻します☆

熊野大社~志多備社のあと、一路神魂神社~八重垣神社へ。
この一帯は、出雲国庁の近くで、神魂神社は何故か「出雲風土記」の記載がない。とはいうものの、この社の本殿は国宝に指定されており、以前より興味があったので参拝した。

社域入り口の木製の鳥居。
石畳の坂道に導かれるように御神林内に吸い込まれていく。
己の心が不思議と、「ピーン」と張り詰めるような緊張感を抱かせられる。
「神聖な場所」という雰囲気がムンムンとした社域である。

杉の並木が立ち並ぶ石畳の坂をズンズンと登っていく。
凛とした緊張感と、木々から発せられるマイナスイオンが、ボクを異界へ導いてくれる。

そして程なくして、神社の境内へ。
最後の急坂が、まるで「試練の坂」のように思える。
体に堪えた。

そして、ここが神魂神社の境内。
やはり出雲地方の神社独特の大社造となっている。
歴史の重みを嫌をとなく感じさせる。

ここが国宝に指定されている「本殿」
現在の祭神は伊弉冊大神(イザナミ)を主祭神とし、伊弉諾大神(イザナギ)を配祀するとしているが、これは中世末期ごろからのものである。寛文年間ごろの新嘗会祝詞には、熊野大神・大己貴命などの神名が見える。
社伝によれば、天穂日命がこの地に天降って創建したものと伝えられるが、『延喜式神名帳』、国史や『出雲国風土記』に当社は記載されておらず、文献における初見は承元2年(1208年)の鎌倉将軍下文であり、実際の創建は平安時代中期以降とみられている。
また、神魂神社は出曇国府に近い古代出雲の中心地であり、出雲国造家の私的斎場だったのでは?とも推測されている。

ここは境内にある貴布祢稲荷両神社(重要文化財・・・1583年建立)
社殿では珍しい二間社流造。お稲荷さんが可愛い☆

そして、ここは荒神社。
荒神様を祀っているのだが、縄を巻き付けるのは蛇神を表すらしい。

古代より「蛇神」は雷神、水神=農業神=稲妻とされていて、現在も水道の口を「蛇口」と呼ぶことからも理解できると思う。
(ボクは脇にある穴に入りたいな・・・という何ともバチ当たりな衝動に駆られたが、何とか我慢^^)

特に出雲地方は「荒神谷遺跡」という名称の通り、「荒神様」信仰が強い。
そこに古代の蛇神信仰が今も生きていると感じるし、究極的には有名な「八俣の大蛇(ヤマタノオロチ)」神話に行き着くと考える。

その辺については、次回の「日本一ラブリー❤な神社」にて(!?)深く掘り下げたいと思います。

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