信濃探訪 : 道祖神を訪ねて -1 道端に立つ岐神


「道端の神」を訪ねて



安曇野で有名なのは、穂高神社だけでなく、道祖神の数多さにある。

このような長閑な風景が延々と続く安曇野の道端にひっそり立つ「道祖神(どうそしん)」
そういえば浦和に「道祖土」なる地名があったな・・・。

ここで、「賽の神~道祖神」についてご説明を。

道祖神とは、峠、村境、辻、分かれ道等の境に祀られている神で、日本に古来からあった生産、生殖の神として、夫婦和合の像から五穀豊穣や子孫繁栄、縁結びの願いをかけたものといわれている。また、村に悪いもの(悪霊や疫病)が入るのを遮る護りの神とのいわれている。

上2枚の石像は、国道14号から外れた脇道にて見つけた道祖神。
自転車散策でないと、なかなか見つけることが出来ない。

『道祖神』の隣にある『二十三夜塔』とは、月齢23の月の日(二十三夜)に「講」(集い)を組織した人々が集まって月の出を待つ月行事「月待」にまつわる塔のこと。

この石像群は、東光寺門前に置かれた像。
左から「道祖神」「二十三夜塔」「大黒天」、そして「地蔵菩薩」が祀られている。

「大黒天」は、福を授ける神として信仰されている七福神のひとつ。
甲子の日に皆が集まって福の来ることを祈願する像。(甲子講)

地蔵菩薩は、神仏習合的信仰から由来している。
仏教では、生前の行いによって死後に行くところが決まるというが、その場所を六道(天道、人間道、修羅動、畜生道、餓鬼道、地獄道)という。

それぞれの入口にあたる六道の辻には、地蔵菩薩が立っているという。
そこから地蔵菩薩も道祖神として扱われている。

・・・でも、道祖神の御姿の方がとてもチャーミング☆

そんな道端の神に守られた
長閑な安曇野のお花達で、小休憩。

これより『大王わさび農場』に祀られていた道祖神を。

<その1>

<その2>

<その3>


ところで暴論であるが、何故道祖神像は夫婦和合の彫刻が多いのか?

それは、遙か昔。
道祖神が置かれている場所は、あまり人が寄り付かない場所であった。
そこで、若き男女は、そこで逢引をしていたのでないのか?と、妄想w

神社も夜は、逢引の場と化していた・・・と、本で読んだことあるし(笑)


・・・と、しょうがない事も書いてしまったが、道祖神をよく見ると男女が遠慮がちに寄り添って立つもの、何気なく手を握るもの、堂々と腕を組むもの、愛をこめてぐっと抱きしめてるものなど、その姿は様々で見ているだけでホンワカな気分になってしまう。

安曇野のLove Powerの強さ恐るべし!


次回は、信濃風土記最終回。
安曇野の心愛おしい道祖神についてです♪

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