キノミヤを追いかけて-3 来宮神社 (2) 本州一の大楠


キノミヤを追いかけて

3 来宮神社 (2) 大楠と摂末社



実は、1・2月と二か月連続で、来宮神社へ御参拝してきたという。。。
よって、御朱印も二筆分頂いております(笑)

まず、手水舎の裏手にあるのが、来宮稲荷社。
京都伏見稲荷大社より勧請されたもの。
そして巨石の上に鎮座している社は、来宮弁財天。
御由緒は長いので、来宮神社公式HPをご覧あれ。

来宮神社にはその昔、七本の大楠があったが、現在は二本のみとなっている。

今から百二十年前の嘉永年間に熱海村に大網事件という全村挙げての漁業権をめぐる事件が勃発し、その訴訟費等捻出のため、五本の大楠が伐採されたため。

この御神木は、境内参道脇に鎮座している第二楠。
この楠でも充分な程、生命力に満ち溢れている。

巨木の空洞化してしまった箇所には、小さな祠が祀ってあり、さらに枯木にならぬよう祈願して折られたと思われる千羽鶴が奉納されていた。

そして、本殿脇に鎮座されているこの巨木が『天然記念物 大楠』
樹齢2千年以上、周囲23.9メートル・高さ約25メートルもある本州一位の巨樹(全国二位)である。

来宮神社は江戸末期まで『木宮明神』と称し、古来生活文化に欠くことのできない『木』に宿る神々に感謝する信仰を有していた。

この大楠に対して古代の人々は「神の魂にお降り願う木」つまり神の依代として、この御神木の中に宿る神の魂と人々は対面し、尊び聖なる木として崇めていた。

古代の日本民族は、大きな木、岩、滝など巨大な自然創造物に神々が宿っていると信じ、其の自然創造物の前で祭祀を行い、感謝し祈りを捧げる神籬磐境信仰を持っていた。
やがて時が流れ建物の文化が進み、それらを中心に社殿、鳥居が建立され神社が形成された。

伊豆地方の(これから紹介する)キノミヤ神社には、必ず千年以上の樹齢を持つ御神木があり、往古より『木』に対する信仰が篤い地だった。
そこには、温暖で湿潤な気候、『漂流した半島』により南方系樹木が多く生息しているから、という背景もあるかと思うが・・・。
ちなみに古記として次のような話が伝承されている。

残されているこの大楠をも伐ろうとして樵夫が大鋸を幹に当てようとしたところ怱然として白髪の老人が現れ、両手を広げてこれを遮る様な姿になると大鋸は手元から真っ二つに折れ、同時に白髪の老人の姿は消えてしまったそうだ。

これは神のお告げであるとして村人等は大楠を伐ることを中止した。

この木が即ち現在ある御神木である。

(以上、御由緒より)


この大楠
二千年もの時を経て、うねり曲った幹を形成し、木の皮には自然が創造した模様が浮き出していて、自然の創り出す『美』のようなものと同時に、巨木に宿るエネルギーのようなものを感じずにはいられなかった。

ところで、自然には人には見えないエネルギーで支配されているのでは?と最近になって思う。

何故なら近年急速に発達し始めた天文学において、宇宙を構成するエネルギーのうち、人間が理解できる物質は僅か4%にすぎず、残りは暗黒物質~ダークマター(約23%)と暗黒エネルギー(約73%)で支配されていると推論しない限り、宇宙上の現象に対する説明がつけることができない。

人間の英知なんぞ4%の物質しか理解できない程度なのだから、ここ地球内にだって理解できない物質やエネルギーは多々あるといっても決して不思議ではない。

・・・と客観的に思っている。

だから、その見えない力を感じれる聖域のひとつが神社にある鎮守の森であるし、過去に記したかもしれないが、それを求めて参拝しているのかな?なんて思える。

そんなエネルギーに満ち溢れた来宮神社を後にして、高台にある「あたみ桜」を見に登ってみた。
やはり桜は満開!
しかし、風が強いのか、少し散り始めていた。

東京から鈍行で1時間30分の地で、沖縄と同時期に桜が見られるなんて、本当に伊豆半島は不思議。(2月中旬撮影の写真です)


次回は熱海温泉の氏神様です♪

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