キノミヤを追いかけて-4 湯前神社とあたみ桜


キノミヤを追いかけて-
4 湯前神社~湯治の神様の社

(静岡県熱海市上宿町4-12御鎮座)


熱海駅から徒歩(途中通行人に道を尋ねながらですが・・・)10分強で湯前神社に到着。

社頭

鳥居をくぐって、手水舎で禊ぎをして清めようとしたら・・・

手水舎
さすが、温泉の町~熱海だけあって、天然温泉がかけ流しとなっていた^^
訪問時期は真冬だったので、温かくて気持ち良かったです!

御由緒
祭神 少彦名神
「玄古(いにしえ)、大巳貴命、少彦名神の二柱我が秋津洲民が夭折することを憫み、禁薬と温泉の術をめたまいき」(伊豆風土記)とある如く温泉の神として古代から尊崇されている。

拝殿

由緒

旧記によれば、「今から一千二百余年前(天平勝宝元年)神、小童に託して曰く、諸人此れなる温泉に浴せば、諸病悉く治癒せんと因って里人祠をたて少彦名神を祀る」とある。

然れども、往古熱海に温泉の湧出せし時には既に祀られしものと考えられる。永正十八年、寛文七年に再興している。平安朝の頃より徳川明治に至る迄公家、将軍、大名等をはじめ、入浴者及び一般庶民の崇敬が厚い。

尚、式内社・久豆彌神社の論社の一つとされている。

熱海市指定文化財

石鳥居 安永九年(1780)八月に第七代久留米藩主有馬頼穜(よりまき)公が来湯し、九月に御帰館する際、湯前権現(現湯前神社)に寄進されたもの。
石燈篭 宝暦八年(1758)夏に第七代久留米藩主有馬頼穜(よりまき)公が湯前権現(現湯前神社)に寄進されたもの。
(以上、境内案内板より)

御参拝をして、神社をあとにしようとしたら、拝殿内にいた方に声をかけられた。
少しお話をすると・・・

「うちの神輿を見せてやるよ~!」

・・・と、言ってくださったので、見せてもらうことに(笑)

とても立派な神輿なのだが、物置内に大切に保管されていたw

「この神輿を作ったときは、バブルで儲かっていた時代でよ、著名な神輿屋さんに作ってもらってXXX・・・円だったんだよ~」とのこと。

敢えて価格は伏せましたが、豪邸が買える位の値段とだけ書かせて頂きます(汗)

ちなみに秋の例大祭で神輿神事が催されるらしいです。

境内の様子

こじんまりとしているが、温泉街の氏神として崇敬篤い社であることは間違いない・・・のだが、写真では(ワザと)分かりにくくしたのが、拝殿の奥に建てられた高層建築物が無神経極まりない(怒)

やはり、景観や歴史を考えて開発は行われるべきだ、きっとバブルの狂乱で日本人はそういう配慮を忘れてしまったのか・・・。

大湯間歇泉

湯前神社をあとにすると、近くにアーバン調のホテルの角にひっそりと岩の塊を発見。

これは大湯間歇泉と言われるものである。


大湯間歇泉(熱海市指定史跡)

世界3大間歇泉の一つとして有名であったこの大湯は、対象初期迄は定期的間歇泉として規則正しく大量の湯煙を噴出し、その壮観をうたわれていましたが、大正12年の関東大震災を境として噴出が不規則となり、翌13年遂に止まりました。

当時は26日間周期に「長湧」という現象があり、1回が12時間~16時間も噴湯し続け、「長湧」の翌日には全く停止し、翌日から2・3日間不規則な噴出を続けた後、元に戻っていました。
しかし、大正初期以降活動が鈍化し、大正13年以降はまったく止まってしまいました。

その後昭和37年復活工事に成功し、現在では4分毎に3分間噴出しています。

ちなみに世界3大間歇泉とは・・・

・北アメリカ / イエローストーン公園内オールドフェイスフル
・アイスランド / グレート・カイザー
・日本 / 熱海温泉 大湯間歇泉

だったそうな・・・。

ちなみに本投稿が公開される頃は桜満開だと思うが、ここ熱海の桜の満開時期は2月!
沖縄の寒緋桜と並んで、日本列島で一番開花の早い桜なのである。

通称「寒桜」と呼ばれていて、沖縄のカンヒザクラとヤマザクラとの雑種と推定されている。

やはりこの辺にも南方から漂着した半島の面影が強く残っている。
植物は歴史の生き証人なのだな。



次回は赤龍と白龍が絡み合う社です♡

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