3 May 2011

キノミヤを追いかけて-14 伊古奈比咩命神社 (白濱神社)

キノミヤを追いかけて
14 伊古奈比咩命神社 (1) 境内と拝殿~本殿
(静岡県下田市白浜2740番地鎮座)

河津から伊豆急行終点の下田駅へ。
駅前のレンタカーを借りて、まず向かったのは『伊豆最古の宮』と謳われている白濱神社(伊古奈比咩神社)。

白浜海岸を横目にレンタカーを走らせる事数十分で、当社へ到着。



社頭
たいこ橋を渡ると朱色の鳥居。
雨に濡れた境内の雰囲気も悪くない。

白濱神社は現在の通称で、延喜式内帳では伊古奈比咩命神社と呼ばれ、古くは祭神数から「五社明神」と呼ばれたり、三島大社の古殿地だったことから「古宮」と呼ばれていた。

拝殿

この拝殿は萬延元年(1860)に造営された社殿。
背後の社叢が緑深くて何とも心地よい☆

御祭神

・主神 
伊古奈比咩命~三島大神(事代主命)の最愛の后神様で、縁結びと子授けの神様です。
・相殿 
三島大明神(事代主命)~大国主命の御子神様にあたり、大国主命を別名大国さんと呼ぶのに対して、事代主命は恵比寿さんと呼ばれ商業と漁業の神様です。
見目(海竜王)~若宮、剣の御子同様三島大神のお供の神様で、縁結び芸能の神様です。
若宮、剣の御子

扁額
御由緒

白濱神社の御祭神の三島大明神は、その昔(今から2400年以上昔のことです)南の方から海を渡ってこの伊豆にやってきました。
白浜に着いた三島大明神は、富士山の神様に会って伊豆の土地を譲っていただきました。さらに三島大明神は、お供の見目の神様、若宮の神様、剣の御子と、伊豆の竜神、海神、雷神の助けをかりて、島焼き、つまり島造りを始めました。

境内

最初に、一日一晩で小さな島を作りました。初めの島なので初島と名づけました。次に、神々が集まって相談する島神集島(かみつじま・・・現在の神津島)、次に大きな島の大島、次に海の塩を盛って白くつくった新島、次にお供の見目、若宮、剣の御子の家を作る島、三宅島、次に三島大明神の蔵を置くための御蔵島、次に沖の方に沖ノ島、次に小さな小島、最後に十番目の島、十島(現在の利島)をつくりました。

御神木
白龍の柏槇(びゃくしん)

七日で十の島をつくりあげた三島大明神は、その島々に后を置き、子供をつくりました。現在でも伊豆の各島々に式内社として奉られています。

三島大明神は、后達やその子供達を大変愛されていました。その中でも伊古奈比咩命は特に愛されていました。
三島大明神は、島々の神々の融和を図るため三宅島に宮をつくり、しばらくの間三宅島で過ごしましたがその後、最愛の后である伊古奈比咩命のもとに再び帰って来ました。
そしてこの白浜に大きな社をつくり末永く暮らしました。それが、この白濱神社です。

御神木
薬師の柏槇

現在の白濱神社の御本殿は一社でその中に伊古奈比咩命、三島大明神、見目、若宮、剣の御子を合わせてお祀りしていますが、以前は、本殿が二社あって、右側に三島大明神、左側に伊古奈比咩命がそれぞれ仲睦まじく奉られていたそうです。
(以上、白濱神社誌より)

この花は、境内(宮前川)に咲くアロエの花。
「アロエと伊豆のおはなし」については後程ゆっくりと・・・^^


境内拝殿の脇に本殿へ繋がる参道がある。
本殿参道の鳥居脇には境内末社が多く点在していた。

伊古奈比咩命神社(白浜神社)境内社末社

本社境内は、最近大正十年御遷宮の際整理され、左の二十六社を総括し、神明造の一殿に奉斎することとなった。その二十六社は左の通りである。

小彦名命神社、御子神者、應神天皇社、須佐之男命神社、天児屋根命神社、天水命神社、天照皇大神社、級長戸辺神社、木花開耶姫命神社、瀬織津姫命神社、倉稲魂命神社、豊宇氣姫命神社、経津主命神社、熊野神社、海神見豊玉彦神社、大年神社、石長比賣命神社、若宮八幡宮、亥神社、大雷神社、高皇産霊神社、金山毘古命神社、大山祇神社、豊受大神宮

境内末社

又境外地ではあるが、本社の旧社地であると云われている神明と云う所にある末社と大変関係の深い十二の社が合祀されている。その十二社は左の通りである。

大楠命、小楠命、感農八甕命、横地命、伊迦命、知宇命、尾健御子命、尾健比命、見多諾命神社、伊豆奈比命、穂便感應命
(以上、境内看板より)
境内末社の先は坂道が続く。
しばらくの間、坂を登っていくと・・・


木製の鳥居と紙垂で覆われた『御神域』が姿を現した。

本殿
鳥居をくぐってしばらく進むと本殿が御鎮座されていた。大正11年の造営による三社間流造向拝付総檜(ひのき)造銅葦の社殿。

本殿の奥には禁足地となっており、通称「峯の松」のもとには火建山祭祀遺跡と呼ばれる史跡があるらしい。

境内にある椿をかたどった風車。
雨のしずくが情緒的。



次回はいざ白浜海岸へ☆

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