流海(霞ヶ浦)を巡る -12 常陸国一宮 鹿島神宮 大鳥居なき参道

流海(霞ヶ浦)を巡る
常陸国一宮 鹿島神宮 大鳥居なきお社


続いては、常陸国一之宮、鹿島神宮。
鹿島といえば、鹿島アントラーズ。
浦和在住の小生にとっては、鹿島=カシマスタジアムだった訳で、鹿島神宮を思いっきりスルーして毎年観戦しにやってきていた。

Away側に鎮座していたジーコ像を○×したり、敵サポーターに対しXYZしたり・・・(苦笑)

現在(2011年6月)の社頭
さてさて、2011年現在の社頭。
何かが足りない・・・。
そう、鹿島神宮の石鳥居が東日本大震災により倒壊してしまったのだ。

在りし日の石鳥居
こちらは2011年2月参拝時の社頭の雰囲気。
やはり上下の写真を見比べて少し違和感がある。

しかし、この石鳥居以外の損壊が殆どないと聞く。
石鳥居が犠牲となって、鹿島のお社を護ったのであろう。


かつて石鳥居のあった場所から参道を眺める。
見方によっては、とても開放感があって良いのではないかな?
なんて、思ったりしている。

見方と発想を変えるだけで、世界が変わる。
ボクはそう思うことにした。

楼門
境内を少し歩くと、何とも立派な楼門が姿を現す。

楼門は、寛永十一年(1634)水戸藩初代藩主徳川頼房公の奉納。
この楼門の秀麗な造りは、九州の阿蘇神社、筥崎宮とともに日本三大楼門に数えられております。
(参拝のしおりより)

大きな楼門をくぐると、茅の輪が門の先にうっすらと見える。

さて、この辺で御由緒でも。

鹿島神宮
御祭神 武甕槌大神
鎮座地 茨城県鹿嶋市宮中
社格 勅祭社、旧官幣大社(現別表神社) 常陸国一の宮 全国の鹿島神社の総本宮

拝殿
御事歴

神代の昔、天照大御神の命を受けた武甕槌大神は香取の経津主大神とともに出雲国に向かわれ国譲りを成就し、皇孫(すめみま)の国たるべき日本の建国と建設に挺身されました。とりわけ東国における神功はきわめて大きく、関東開拓の礎は遠く大神にさかのぼります。

後に神武天皇はその御東征なかばにおいて思わぬ窮地に陥られましたが、大神の「韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」の神威により救われました。この神恩に感謝された天皇は御自らご即位の年、大神を鹿島の地に勅祭されました。
皇紀元年、即ち紀元前660年の頃といわれてます。

本殿

鹿島神宮の本殿は、その昔伊勢神宮のように二十年ごとに造営が行われていましたが、現在の社殿は元和五年(1619)二大将軍徳川秀忠公により奉納された。

略年表

神武天皇元年 社殿を造立す (社殿伝記)
崇神天皇御代 神示により天皇は中臣神聞勝命に命じて大刀、鉾、鉄の弓、鉄の箭、許呂、枚鉄、錬鉄、馬、鞍、八咫鏡、五色の絁を神の宮に収め奉らしめた
倭武天皇御代(71~130) 大神中臣狭山命に宣り給うによりあらたに舟三隻を造り献る (常陸国風土記)
神功皇后御代(201~269) 三韓征伐に鹿島の大神が守護し給ひしたことにより、報賽として皇后御腹帯を奉納。

天智天皇御代(662~671) 造営に初めて使人を派遣これにより修理絶えず年別の七月舟を作る (常陸国風土記)
大化五年(649) 中臣鎌子、中臣部兎子等総領高向の大夫に請いて下総那珂国を割きて神の郡を置く (常陸国風土記)
大宝元年(701) 詔して神宮及仮殿を造る又造営の年期を定めて二十年とす (当神宮式年御造営のはじめ) (鹿島長暦)
慶雲元年(704) 常陸国司婇女朝臣トえて鍛冶佐備大麻呂等を率いて鹿島に来り、神山の砂鉄を採りて剣を作る。(現国宝「直刀」の制作年代を同年代~常陸国風土記)
神護景雲二年(768) 御分霊を奈良に奉遷し春日社を造立する。(帝王編年記)
延長五年(927) 鹿島神宮、明神大社、新年祭に官幣案上の奉幣、月次祭、新嘗祭に預る (延喜式)

(以上、参拝のしおりより)

仮殿
仮殿 (重要文化財)
本殿を修理する時など一時的に神様をお遷しする社殿です。
現在下記の摂末社・所管社の御分霊をお祀りしております。

摂社 奥宮、高房社。三笠社、跡宮、息栖神社、沼尾神社、坂戸神社
末社 須賀社、熊野社、津東西社、祝詞社、稲荷社、潮社、阿津社、熱田社、御厨社、国主社、海辺社、鷲社、押手社、年社
所管社 大国社
(境内掲示板より)

高房社
仮殿の手前に鎮座されているのは高房社。

摂社 高房社
祭神 建葉槌神
鹿島の大神に従い、天香々背男を討つ常陸国二宮、静神社の祭神である。
本社参拝の前に詣でるのが古例である。
(境内案内板より)

以下、当ブログのリンクです
http://travelog-jpn.blogspot.jp/2011/08/12.html (鹿島神宮 本殿)
http://travelog-jpn.blogspot.jp/2011/08/12_18.html (鹿島神宮 奥参道と奥宮、御手洗池)
http://travelog-jpn.blogspot.jp/2011/08/12_20.html (鹿島神宮 要石)

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