ネパール漫遊記 (ヒマラヤトレック編(4) キャンジンゴンパ~ランタン・ヒマールの終着地)

Himalayan Langtang Trekking (4)
The Northest Village at Langtang Himal - Kyangjin Gompa

前回 祈りの路 Link⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2011/12/3.html


「祈りの路」を越えると、大陸的で雄大な景色が眼下に広がってくる。
路には、ヤク牛がのっそのっそと歩き、シェルパが生活物資を肩にかついで往来し、住民は馬に跨って荒野を疾走している。

リルン氷河からランタン・コーラへ流れている沢沿いの小路を進む。
この標高まで来ると、樹木は皆無。
トレッキングの時期は乾季の11月だったので、写真のように荒野が広がっているが、雨季にトレッキングするとこの路は青々とした高山植物の花々が咲き乱れ、まったく異なった風景になるという。

KYANJIN GUMBAと書かれた石の道標。
(英語表記だと、KYANGJIN GOMPA)
道標の上に置かれた数多くの石が、祈りを象徴しているように思える。

最後のガレ場の丘を越えればキャンジン・ゴンパに到達できる。
ランタンの峰々が神々しい程に眩い光を放って鎮座しているように見える。

そして丘を登りきると、キャンジン・ゴンパ村に到着(標高3800m)
ランタン・ルリンが一望できる眺望、そして達成感に浸る(涙)
峰々の下にある建物は村名の由来となっているチベット仏教の僧院がある。
(ゴンパ=Gompa~僧院)

この宿が二日間程、お世話になったロッジ、ホテル・マウンテンビュー。
ロッジの中はベッド(布団はない)があるだけで、室内照明は当然ない。
懐中電灯はマストアイテム(日常的に停電のあるネパールの町でも大活躍したのであった^^)

曇天続きの2011年ネパール。
晴れ渡ったのは久々だったようで、村民はみな洗濯板を使ってゴシゴシと洗濯していた。
また、トレッカー達もベランダに衣服を乾かしていた。

キャンジン・ゴンパのティールーム。
内装やテーブルクロスがとてもキュートな感じ。

お店の人はガイドさんの親戚のようで、民族衣装を身にまとい眼鏡が可愛らしい女の子。
下山後、カトマンズでまさか再会をするとは思いもよらなかった^^;
それについてはまた後日(笑)

石垣で積まれたここはじゃがいも畑。
谷から吹き上げる風はとても強く、畑の土ごと吹き飛んでしまう。
よって、石垣で囲んで土を守っている。

この畑を見て、ふとアイルランドの映画「アラン」(1934年)を思い出した。
アラン島はヨーロッパで一・ニを争う高さの絶壁がある不毛の地。
岩で構成された島には土がないため、岩影に隠れている僅かな土を探し、肥料として海藻を使って、海から吹き上げる強風から畑を守るために、石垣の中に同様にじゃがいも畑を作る。

島と山麓、洋の東西という全く対照的な状況なのだが、ヒトの考える事は一緒なのです。

ランシサ・カルカへ繋がる路。
この風景も一か月(12月)にもなれば、雪に覆われ白銀の世界に変わるとのこと。
背後に見えるヤラ・ピークがとても雄大な山容をしている。

360度どこを見ても、雄大な大自然。
心癒される牧歌的な風景。
そして響き渡る氷河の割れる音。
起こる事象の全て全てが新鮮且つ感動的。本当に此処に来て良かった。

そして夕方。
疲れでうたた寝しそうになったとき、ガイドさん(タワさん)が部屋に来て
「こっちに来て!ミヤさん!!」
と、声をかけてくれた。

すると、夕日で赤く染まったガンチェンポが!

地元でもなかなか見れないらしく、ロッジの宿主も写真を撮っていた。

実は、標高の高い場所で昼寝をするのは御法度で、高山病に罹りやすい原因のひとつとされている。もしかしたら、確認の意味で呼び起こしたのかもしれないが。


次回は、キャンジン・ゴンパの僧院や村周辺についてを☆

次回Link⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2011/12/5.html

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