ネパール漫遊記 (ヒマラヤトレック編(5) ~ キャンジン僧院とチーズ工場)

Himalayan Langtang Trekking (5)
Kyangjin Gompa

前回Link ランタン~キャンジン・ゴンパ ⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2011/12/4.html

今回は、キャンジン・ゴンパの高台にある僧院とその周辺を。


前回でも触れたように、キャンジン・ゴンパという名は、キャンジンという集落にあるゴンパ(Gompa=僧院)に由来する。
僧院とは、キリスト教でいうところの「修道院」に近似していて、チベット仏教の修行僧が修行を積むために共同生活をする場である。

沢から吹き上がる強風のせいで、タルチョが力強く靡いている。
一見すると、ただの「幟(のぼり)」にしか見えないが、背後のランタン峰と相まると、神秘的な佇まいをしているように感じる。

ここは寺院。
実は村手前にあった沢を少し登っていくと大規模な僧院があったのだが、まずロッジで荷物を降ろしたい・・・という欲があったので、立ち寄ってみるのをやめてしまった・・・後悔。


折角なので、僧院の上にある見晴台に登ってみた。
脇にある巨石にチョルテンが奉納されていることから、きっと神が宿る石として奉られているのであろう。
巨石信仰はここヒマラヤ地方でも篤く信奉されている。

見晴台から眺めたキャンジン・ゴンパ。
標高が高いせいか、少し登っただけでも「ハアハア」と、息が切れてしまう。
また、紫外線をはじめとした宇宙線がこれでもか、と言わんばかりに降り注いでくる。

蒼すぎる空の下に鎮座する仏塔や風に靡くタルチョが実に神々しい。

さてさて、タルチョ(祈祷旗)の五色には意味がある。
青=空、白=雲、赤=火、緑=水、黄=大地を表し、表面には経文が描かれている。中央には風と速さの象徴として馬が描かれ、四方には龍、獅子、麒麟、鳳凰が描かれている。
風でタルチョが靡くと、一回経文を詠んだのと同じ神徳があるとされている。

そして、仏塔の脇には槍に鳥が突き刺され、「山の神」に生饌されていた。
標高が高いと紫外線が強く酸素が薄いので、生饌された鳥には雑菌が繁殖せず、酸化(腐食)の進行が遅れている。
よって、このように風化を免れて、原形が保たれている。

自然や生き物の恵みに感謝し、同時に畏怖の念を持つことの大切さをヒマラヤの地でも学びとることができた。

(おまけ)
ランタン・リルンの峰から撮った一枚・・・

雲の形がまるで手のよう><

・・・きっと、ランタン峰の神々が手を振ってくれたと思う事にしよう。。。

さてさて、折角なので少しは観光!ということで、ガイドさんの親戚が経営しているというヤク・チーズ工房に案内してもらった。
残念ながらオフ・シーズンだったので、チーズの製造工程を見ることは出来なかったが、倉庫見学と試食をさせてもらった。

・・・とってもおいしい(*^^*)
ヤク牛のチーズは生臭さは残っているものの、芳醇で濃厚な味わい。(食べ物の美味しさを表現するのが最も苦手なボク)
しかも、1㎏=約500円!!
ヤクチーズを仕入れて日本で商売すればボロ儲けじゃん!と思いつつ、酒のお供用に1㎏ご購入。

朝夕には氷河の音と共に、薪を割る音が村に響き渡る。
都会生活では絶対に味わえない。

次回は、いよいよ登山!の巻です☆

次回Link キャンジン・リ登山 ⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2011/12/6-4733m.html

にほんブログ村 旅行ブログ ネパール旅行へ

Comments

Popular posts from this blog

信濃探訪 : 守矢史料館 一子相伝の古代諏訪口伝

沖縄久高島巡礼 徳仁川拝所と久高島の町並み

「今伊勢に坐する元伊勢」 酒見神社