20 December 2011

ネパール漫遊記 (カトマンズ編~ダルバール広場と寺院群)

Location Maru Ganesh Sthan Rd, Kathmandu 44600, Nepal
Darbar Square

ネパールの文化遺産『カトマンズの渓谷』は、カトマンズ~ダルバール広場、カトマンズの聖地~スワヤンブナート、ヒンドゥー教四大聖地のひとつ~パシュパティナート、「リトル・チベット」~ボダナート、バクダプル市街、パタン市街から成るらしい。
(あまり『世界遺産』という言葉に触手が動かないタイプなので、知らんで周遊していた^^)

ということで、まずはダルバール広場について。

New Road Gate
ダルバール・スクエアの入口、ニューロード・ゲート。
この通りは多くの家電店が立ち並んでおり、ネパールの秋葉原といった印象か。

車の往来は激しいものの、立派な歩道があるのでそれなりに安心して歩く事ができる。

ところで、ネパールには記憶の限りだと信号や道路車線というものがない。
さすがに交通量の激しい通りだと警官が交通整理をしているが、原則的にアナーキーで無秩序な状態と化している。

けたたましいクラクションの音が鳴り響き、僅かな隙間に車の頭を突っ込んで割り込み、その横をバイクやリクシャーがすり抜ける。
・・・と思ったら、大きい荷物を載せた手押し車のせいで、大渋滞・・・。

とはいえ、事故をあまり見かけなかったので、暗黙のルールがあるかもしれない。
いずれにせよ、自ら運転するのだけはご免である。
(自動車は日本と同じ左側通行です)

Basantapur Durbar
さて、ニューロードを10分程歩くと、ダルバール広場に到着する。
広場の東側から入場しようとしたが、チェックゲートには係員がいなかった・・・ので、タダで入場することができた。(入場料はツーリストだと500ルピーかかります)
こちらの入場口は観光客は少なめで、ごっつい荷物を背負ったお兄さんや、サリーを身にまとった信徒などが行き来していた。

Basantapur
バサンタブル・ダルバール脇の広場にあるフリー・マーケット。
その奥には(写真右奥)クマリの館がある。

ネワール系仏教徒の少女が「クマリ神」というヒンドゥーの生き神となることから、宗教的融和のシンボルとされている。
年に一回の祭り、インドラ・ジャトラ祭では、黄金の山車に乗ったクマリ神が市内を周って邪を祓う祭祀が行われているという。

Left: Traiokya Mohan  Center: Maju Deval
さて、広場内に入場すると、数多くの寺院・宮殿が立ち並んでいる。
『感覚』だけで撮影したので、どの寺院が由緒正しいかは存じない・・・。
ので、写真を見ながら寺院について調べてみた。

Maju Deval
この寺院はマジュ・テガ(通称シヴァ寺院)といい、広場中央にある17世紀末に建造された仏教風建築物。
寺院前にはシヴァ信仰を表すインド様式の白い堂がある。

シヴァ寺院を登って撮影した隣りの寺院。
木造の建築様式はどことなく東アジア(中国・日本)的佇まいを持っており、ヒンドゥーと仏教の融合した様は、神仏習合した日本の神社仏閣を彷彿させる。

同じくシヴァ寺院から見渡したダルバール広場の様子。
観光客だけでなく、地元の住民も寺院の段に腰かけてのんびりと談笑している。

Shiva-Parvati Mandir
この寺院はシヴァ・パールヴァティー寺院といい、18世紀後半に建造された寺院。
寺院の上部をよく見ると・・・

Shiva and Parvati
おっ、シヴァ神とパールヴァティー妃が寄り添って下界を見下ろしていた^^
実にシュールが画風である。
さらに画像を拡大してみると、シヴァ様の左手が・・・(R-18指定^^)

個人的にヒンドゥーは、ガンジス河でのガート(火葬)や沐浴、サドゥー(仙人のような人達)そしてカースト制等といったストイックで厳格な宗教というイメージを持っていたが、神さまの出生話やリンガ(笑)、そしてこんなシュールな像を見てしまうと、俗っぽく親しみやすい雰囲気がしてしまう。

(どこかの本で、こういう像を神聖なるシヴァ神の乗り物である牛の糞で作るのを見たことがあるが・・・^^;)

旧王宮沿いの道は、みやげ店が立ち並ぶ。
勝手にくっ付いてきてガイドしたがる輩が多いので、お気を付けてください。

バイラヴァやハヌマーンなどのお面を被ったヒンドゥー神の操り人形。
可愛らしくて、思わず購入しようとしたが、ガマンがまん・・・><

Taleju Mandir
ここはタレジュ寺院という1549年に建立された高さ30余メートルの塔を持つヒンドゥー寺院。
典型的なネワール様式の建物らしく、年に一度ダサインというお祭りのときに限り、ヒンドゥー教徒のみが入場できる厳格な寺院。

Hanuman
朱色のティカ(顔料)で真っ赤に塗られた像の神様は「ハヌマーン」といい、猿の神様。
ヒンドゥー教の聖典・ラーマヤーナでは、ヴィシュヌ神の化身であるラーマ王子を助け、ランカ島(今のスリランカ)に幽閉されていたラーマ王子の妃シータを助けた戦いの神として、信徒からの崇敬が高い。

後に中国にわたり孫悟空のモデルになったといわれ、日本でも古事記にて天孫降臨の際に、天津神の先導役を務めた猿田彦命の元祖とも思われる。

Jagannath Mandir
ダルバール広場では、他にも数多くの寺院が立ち並んでいる。
何気なく建物を見ると、蛇神ナーガ神の姿をした柱や、無数の猿神・ハヌマーンが並んでいる壁などが容易に発見でき、観るものを飽きさせない。

ただし、夢中になり過ぎると、無数のハトが頭上を飛び交っているので、フンを落としてくるのでご注意を^^
(私の頭上にも数回ウンを頂きました><)

タレジュ寺院脇にある小さなお堂から何やら歌声・・・
お堂の隣りには祠を飲み込んだ巨大な菩提樹の幹が垂れている。

心地良い空間、時の流れを忘れて、しばしの間耳を澄ます。

色鮮やかなサリーを着た女性が集まり、マントラを歌っていた。
独特の旋律は初めて聞く筈なのに、不思議と郷愁を覚える。

ちなみに女性が集まっている・・・
ということは、ハーリティー(日本でいう鬼子母神)を祀る祠なのかな?

実は、一番のお目当てにしていたカーラ・ヴァイ・ラヴの一枚石の彫像を見るのを忘れてしまったが、そんなことを忘れてしまう程、心地よいひと時を過ごすことができた。

ちなみに広場内で立小便は禁止されておりますので、皆さまご注意を(!?)

刺激的で騒々しく、飛び込むには少々覚悟が必要だが、一旦入ってしまえば不思議と居心地が良くなるカトマンズ旧市街。

きっと再び戻ってくるだろうな♪
(ディープに浸からないようにしなきゃ・・・笑)


次回は『ネパーリ』の聖地です☆

にほんブログ村 旅行ブログ ネパール旅行へ

No comments:

Post a Comment