7 February 2012

宮城の社 陸奥國一宮~鹽竈神社・志波彦神社

Location 日本, 宮城県塩竈市一森山1−1
2011年東北祈念の旅
鹽竈神社・志波彦神社
(宮城県塩竈市一森山一番一号鎮座)


本シリーズの最後は陸奥国一宮・鹽竈神社。
・・・とはいうものの、実は七ヶ浜町の惨状を目撃しショックを受けていた直後の参拝だったので、殆ど覚えていないというのが正直言ったところ。

東参道・社頭
『神竈』という四口の竈が祀られている「塩竈」の由来となった境外社・御釜神社は、車で正面を通り過ぎただけでスルーしてしまったり・・・。

表参道
ともかく、次回は表参道から入場して清い心をもって拝観したいと思う。

随神門
さて、鹽竈神社・志波彦神社は『千賀の浦』の側の小高い丘一森山に鎮座している。
鹽竈神社は、福島県棚倉町に鎮座する都都古別神社とともに「陸奥国一宮」と称され、別宮に主祭神として鹽土老翁神(しほつちおきなかみ)、左宮には鹿島神宮の祭神・武甕槌神(たけみかづちのかみ)、右宮には香取神宮の祭神・経津主神(ふつぬしのかみ)を祀っている。

門前より右宮・左宮を眺める
武甕槌神と経津主神についてのお話は・・・
地震を鎮める要石のお話
国譲りと出雲大社のお話
等々を参照してみてください。

鹽土老翁神は日本書紀に登場した神で、鹽竈神社の社伝では、武甕槌神と経津主神は、塩土老翁の先導で諸国を平定した後に塩竈にやってきたとする。
武甕槌神と経津主神はすぐに去って行くが塩土老翁はこの地にとどまり、人々に漁業や製塩法を教えたという。

狛犬
志波彦神社は延喜式神名帳における明神大社に比定されていた社で、冠川(七北田川)に降臨したと伝えられる志波彦神(しはひこのかみ)を祀っている。

しかし、現在の社地は、明治七年に遷座されており、元来は陸奥国宮城郡岩切村(現、仙台市宮城野区岩切)に鎮座していた。

旧社地は、多賀城国府を中心として、海路(鹽竈の津)の標識であったと考えられる鼻節神社に対して、陸路(東山道)の岐神的存在だったらしい。

右宮と左宮
その後中世以降衰退していき、延宝3年(1675年)の再建時には6尺四方の小さな社殿となって岩切村の牛頭天王社(現・八坂神社)に合祀された。
明治時代になると大きな社殿を造営する機運が生じたが、現・八坂神社境内では社地が狭かったため鹽竈神社境内に遷宮した。
(WIKIより要約)

尚、一森山の神域内は、神田(神にお供えする田んぼ)があるらしく、昔は散策可能だったらしいが、現在は立ち入り禁止となっている。

別宮
鹽竈神社 由緒
古くより、東北鎮護・陸奥国一之宮として朝廷をはじめとする崇敬をあつめ、別宮に鹽土老翁神(しほつちおぢのかみ)、左宮に武甕槌神、右宮に経津主神をお祀りしています。
当神社の創建の年代は明らかではありませんが、武甕槌神と経津主神が陸奥国を平定した時に、両神の道案内をした鹽土老翁神がこの地に留まり、人々に塩づくりを教えたことに始まると伝えられてます。

文化燈籠
当神社は、平安時代初期に編纂された『弘仁式』の主悦帳に「鹽竈神を祭る料壹萬束」と記され、当時陸奥国より六拾萬参千束の正税が徴収されていた時代に、この様な厚い祭祀料を受けていたことが知られ、陸奥国最大の神社として代々の領主の精神的支えとなっていたと思われます。

境内末社
神明社・八幡社・住吉社・稲荷社
特に伊達家の崇敬は厚く、伊達氏が当地を治めた江戸時代以降明治時代に至るまで、歴代藩主は、『大神主』として祭事を司るとともに社領・太刀・神馬などを寄進されました。
なお、元禄四年(1691)には正一位を贈られ、明治七年(1874)、國幣中社に列格しました。

現在の社殿は、伊達家四代藩主綱村公が元禄八年(1695)に社殿工事に着手され、九年後、五代藩主吉村公の宝永元年(1704)に竣工しました。
(小冊子「しおがまさま」より)

境内の御神木
尚、境内には鹽竈桜(国天然記念物)や多羅葉などの植物があったらしいが、ものの見事に失念。
他にも日時計や文治神燈といった文化財もあったという・・・。
まあ、仕方ない。

志波彦神社・神門
志波彦神社 御由緒
平安時代の『延喜式神名帳』に陸奥国百座中の「明神大社」として記載され、鹽竈の神にご協力されたと伝えられている志波彦神(しはひこのかみ)をお祀りしております。

当神社は、東山道より陸奥鎮守府を兼ねた多賀城国府(九州大宰府と同等の政庁)に入る交通の要所、陸奥国宮城郡岩切村(現在、仙台市宮城野区岩切)冠川の畔に鎮座され、『延喜式内明神大社』として朝廷の尊信ことのほか厚いものがありました。

志波彦神社社殿
明治四年(1874)、國幣中社に御治定され、明治天皇(1874)、鹽竈神社の別宮本殿に遷祀することとなり、昭和九年(1934)、現在地に工事を起こし、昭和十三年(1938)に御遷座申し上げました。
(小冊子「しおがまさま」より)


次回は東北祈念の旅
最終回~塩竈港に浮かぶ籬島(曲木神社)です。

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