19 April 2012

奈良の社 「白蛇の尾」 長尾神社

Location 日本, 奈良県葛城市長尾
長尾神社
横大路の終着地・竹之内街道の出発地
(奈良県葛城市長尾471鎮座)


高田市駅に鎮座する龍王宮こと、石園座多久虫玉神社参拝後、近鉄南大阪線に乗って、大阪方面へ。今回は磐城駅徒歩5分程の地に鎮座する式内大社・長尾神社へ。

両部鳥居
長尾神社の門前で、まず目を引くのが神社の社前に立つ両部鳥居。
額束の上に付いている屋根の立派さと、鳥居を支える稚児柱(支柱)が黒く塗られているのがとても印象的。

拝殿
長尾神社の近くを走っている竹之内街道は大阪・堺市から二上山の麓を経由し、ここ長尾神社まで通じる官道のことで、現在は国道166号線上にある。
そして、本神社より東、三輪山方面へ通じる道は『横大路(初瀬街道)』と呼ばれており、大和国の要衝の地で、北横大路の龍田大社と同様に、瀬戸内海からやってくる外敵を侵入する賽神的要素もあったのでないかとも思う。

また、横大路に沿うように大神神社を「白蛇の頭」、当麻の長尾神社を「白蛇の尾」とする伝承や、石園座多久虫玉神社(龍宮社)を龍の頭、長尾神社を「龍の尾」とする伝承が残っている。

御祭神の水光姫命は、日本書紀・神武天皇の巻における吉野で出会った『井戸の中から体が光って尻尾のある人』井光(いかり)で、白雲別命は水光姫命の父神。

拝殿内
式内大社 長尾神社

御祭神
水光姫命(豊御富)、白雲別命

由緒
延喜式神名帳に「葛下郡長尾神社 大 月次 新嘗」となる式内の古社です。
放光寺縁起には「長尾神社は葛下郡全体の惣社である。

天武天皇が壬申の乱で勝利した後に、感謝の気持ちから葛下郡一郡を当社に献じられたと記され、江戸時代には正一位の神階を授けられました。
水光姫命は古事記や日本書紀に体が光り尾が生じていたと記されています。

本殿
社伝によると、そのお姿は白蛇でそれが長尾の地名のいわれであり、家内安全、延命長寿、開運の御神徳をお持ちです。
また蛇の頭が大神神社で尾っぽが当社という伝承もあります。

日本最古の官道である竹内街道や初瀬街道(横大路)及び長尾街道の各起点に当り、古代の主要街道の要衝地に鎮座するため交通安全、旅行安全の神様としても信仰されています。 尚、西日本の長尾姓の発祥地といわれています。

絵馬殿
絵馬殿
十月四日当社例祭の夜、初夜宮詣があり新婚夫婦や氏子衆が参られます。
中でもこの一年間に誕生した赤ちゃんが氏子になった印として絵馬を奉納することになっています。一般に男児は武者絵、女子はじょうと姥の絵です。
なお大絵馬の中には安永八年(1779)のものもあります。

絵馬群
絵馬殿は、境内右側にある。
絵馬殿の中に入ることはできたらしいが、無断で入場するには心が引いたので、格子沿いにて絵馬群をパシャリさせて頂きました。
左上脇にるのが、安永八年(1779)のものだと思う・・・。

御陰井跡?
最後に、境内脇にひっそりとあった御陰井跡。
長尾神社の由来『体が光って尻尾のある』白蛇を封じた井らしい。
(案内板があったので、間違いないと思うのだが・・・誤りがあったらすいません)

御陰井跡
当社社伝に「水光姫命が応神天皇の御代に竹内村の三角磐に降臨され子孫の加弥比加尼(かみひかね)に命じて当地に祀られたもので、その姿は白蛇であって、神社の北東の御陰井に封じた」と記された井戸跡です。
(境内案内板より)

近鉄電車
次回はさらに近鉄南大阪線で、大阪方面へ。

二上山の麓に鎮座するお社です。

No comments:

Post a Comment