駿河の社 三保の松原と御穂神社

御穂神社
(静岡県静岡市清水区三保1073鎮座)

三保の松原といえば、大抵の人なら知っている東海道屈指の名所のひとつ。
その三保の中心に鎮座しているのが、延喜式内社・御穂神社である。
往古は御廬神社とも記され、日本三代実録に「駿河国従五位上の御廬神に正五位下を授ける」という記述がある。
御穂神社の主祭神は大己貴命(大国主命、三穂津彦命)とその妃・三穂津姫命。出雲国の美保(みほ)神社や丹波国一宮の出雲大神宮と同一の祭神を祀っている。

社殿
御穂神社(三保大明神)
静岡市清水区三保1073番地鎮座
主祭神
大己貴命(大国主命、三穂津彦命)、三穂津姫命

舞殿
由緒略記
創建の時は不明であるが、千古の昔より、三保の中心に鎮座し、三保大明神とも称せられ、国土開発の神、海の神と崇められると共に天から天女が舞い降りた「羽衣伝説」ゆかりの社として名高く朝野の崇敬をあつめた延喜式内社である。
 中世以降、武士の崇敬篤く、殊に徳川幕府は慶長年間に壮大な社殿群を造営寄進したが、寛文八年落雷のため焼失し、今の社殿は、その後仮宮として建てられたもので、本殿は清水市指定文化財に指定されている。
信仰は三保の氏神様、清水・庵原の総氏神として親しまれ、文化発祥の地である。
祭神の神徳により、御祭りや正月など全国各地より多くの人々が参拝する「御神木羽衣の松」の名社です。

子安神社
子安神社
祭神 須佐之男命、稲田姫命
御穂神社御祭神である大国主命の父母にあたる神々であり、古来より子宝・安産・子育ても神として信仰される。

奉納された「穴あき柄杓」
多くの穴の開いた柄杓が奉納されている。
これは、昔から安産の祈願やお札参りとして底を抜いた柄杓を奉納する風習があり、水がつかえず軽くぬけるが如くに楽な御産が出来るようにとの願いが託されているとのこと。

境内末社は子安神社のほかに、神明宮・八雲神社・産霊稗社・胡夫大夫神社・稻荷神社・磯前神社・呉服神社・八幡神社がある。

「神の道」
せっかく三保に来たのだから、「せめて三保の松原でも見てみるかな」と思い、歩いてみた。
御穂神社~三保の松原間の約500メートルある参道は、「神の道」と呼ばれている。
松並木のボードウォークは、とても快適で歩きやすい。

「神の道」から御穂神社を眺める。
とても神々しい雰囲気が漂っている日本的風景。

10分程歩くと、茶屋が立ち並ぶ駐車場に到着、小高い坂を登ると松の巨木が並ぶ松原、そして三保の浜に到着する。

名勝 三保の松原
霊峰富士の眺望、絶景をもって天下に識られているここ三保の松原は、遠く万葉歌人に詠歌され、また、日本の伝統芸術である能「羽衣」によって多くの人々に親しまれている名勝地である。
大正五年五月には、日本新三景のひとつに選ばれ記念碑が建っている。
四時緑たたえ、東遊の駿河舞を偲ばす。
また、欧州各地で「羽衣」を演じ、まだ見ぬ三保の松原にあこがれながら若くして逝った舞姫ジュグラリスの碑などが観光客に美しい夢を抱かせる。
(案内板より)

三保の浜
浜に出てみたが、残念ながら富士山は雲に隠れてしまって見ることができず・・・。
なので、南側の海岸線を撮ってみた。
夕暮れ間際で、冬の浜風が吹いていたにもかかわらず、多くの観光客で賑わっていた。

御穂神社御神木・羽衣の松
そして柵内にある巨木が羽衣の松。
御穂神社の御神木であり、社伝によれば、祭神の三穂津彦命・三穂津姫命は、羽衣の松を依り代として降臨、羽車神社をへて、松並木(通称・神の道)をとおって御穂神社へ鎮座したという。

また、『羽衣伝説』ゆかりの地として有名である。
物語のあらすじは、検索してみてくださいな。

羽車神社
羽衣の松の隣りに鎮座する羽車神社で、御穂神社の離宮。
創建は不明だが、過去は羽車磯田祠とも呼ばれていた。
願い事を石に書いて神社に置くと、心願成就するらしいです。

三保の松原から駿河湾を眺める
次回は、同じ清水区に鎮座する日本武尊神話の地に坐する古社です♪


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