東京湾の社 上総の古社 姉埼神社

東京湾の古社
姉崎神社
(千葉県市原市姉崎2278鎮座)
飽富神社の次に向かうは、姉ヶ崎に鎮座する姉埼神社。
本神社もまた延喜式内社に記している古社で、創建は景行天皇の御代にまで遡る。
由緒によれば、景行天皇四十年(110年)日本武尊が御東征の砌、舟軍の航行安全を祈願し、風神・志那斗弁命をここ宮山台に奉ったのが創始と伝えられる。

一の鳥居
姉埼神社の祭神・志那斗弁命は、奈良・龍田大社の祭神で、「風神」と称されている神さま。
姉ヶ崎という地名も、この神さまの神話に由来しており、志那都比古命と姉弟神・志那斗弁命が、この地で待ち合わせをした所、姉神の志那斗弁命が先にやってきたということから、『姉前(崎)』という地名がついたとか。
尚、次回掲載予定の市原市島野鎮座の島穴神社には姉崎神社祭神の弟神である志那都比古命が祀られている。

石鳥居
ちなみに地名は姉崎だが、社名は「姉埼」と書く。
鎮座地はかつて『海上潟』と呼ばれて海に面していた地であった。
さらに境内は姉崎古墳群の中にあり、周辺には上海上国造が被葬されていると推定している大塚山古墳をはじめとした大小古墳が点在している。

このことから、当地が東国で重要な要衝だったことが窺い知れる。

参道
JR内房線姉ヶ崎駅から徒歩10分ほどで、石鳥居へ。
そこから宮山台と呼ばれる小高い丘を登った頂に姉埼神社 社殿が鎮座している。
石段の参道はいささか勾配があるものの、鬱蒼とした森の中を歩くので、実に気持ち良い。
途中に「白浪御上覧記念地」という日本武尊石碑が木立の中に建っていたらしいが、失念。

神門
神門は駐車場入口周辺にある。
尚、御朱印を頂く際に、神職さんが朱印帳を社殿に持っていき、祈祷した後渡して下さった。
こういう御配慮をして下さると、何だかとても在り難い気持ちになる。

拝殿と茅の輪
姉埼神社
御祭神
志那斗弁命(しなとべのみこと)
同殿
日本武尊・天児屋根命・塞三柱神・大雀命(仁徳天皇)

本殿
由緒
景行天皇四十年(110年)日本武尊が御東征の砌、舟軍の航行安全を祈願し、風神・志那斗弁命をここ宮山台に奉ったのが創始と伝えられる。
「延喜式神名帳」に上総五社のひとつと記され、所謂式内社として尊崇を高める。

境内社(浅間神社)と富士塚
天慶三年(940年)、平将門追討の祈願の勅使より刀剣一振が奉納される。
源頼朝が房総の地から鎌倉への途次、社前で馬ぞろえをして武運長久を祈願した事から爾来十月二十日の例祭には境内には松の木が一本もなく、氏子の家では正月に角松を立てない。
これは、御祭神・志那斗弁命が「待つ身はつらい」と云われたことから「待つ」に通ずる「松」を忌むようになった。
(以上、境内案内板より)

境内社 (日枝神社)
神門近くにひっそりと鎮座する日枝社。
この丘がもしかして社域内にある古墳群なのかな??と想像。


次回は姉埼神社と強い関連のある古社です♪

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