槍ヶ岳登山行 -4 (槍~南岳縦走と夕暮れの北アルプス)

前回リンク⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2012/10/3.html (槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳山頂)

大喰岳~南岳 背後には穂高連峰
槍ヶ岳登頂の後は、南岳を目指しました。
上の写真の右下から山の稜線伝いに歩いていきます。

右下より、槍ヶ岳山荘~飛騨乗越~大喰岳~中岳~南岳の順。
南岳の先には大キレットという難所を越え、北穂高岳に通じます。

穂高山荘から日本一標高の高いテント場を越えると、
これまた日本一標高の高い峠(飛騨乗越)があります。
上記の知識は下山後知りましたので、写真は撮っていません・・・。

大喰岳
早速大喰岳を登ってみる。
ガレた登山道を登ると、ようやく、少し「山登り」をし始めたな、と感じました。

大喰岳山頂(標高3101メートル)
登頂成功!
山頂から見る槍の穂先は、頭を垂れているようで、少々不安定。
ちなみに大喰岳は、「おおばみだけ」と呼びます。

大喰岳の山頂近辺から。
ゴールの南岳が見えてきました。
山に沿ってまだまだトレックします☆

3000メートル超の雲より高い「稜線歩き」は、
まるで天空の散歩のよう。
ガスもなく、360度絶景が広がる。
(本人は標高のせいか、息が上がってましたが・・・)

中岳(標高3084メートル)
次なる目標は中岳。
山頂近辺は岩がモリモリとしています。

鎖場や写真のようなハシゴもあったり、
道でつまづいたら、間違いなく百メートル程滑落してしまいそうな箇所もあり、
ちょっと怖かった。

中岳山頂(3084メートル)
中岳登頂~。
赤い小屋(殺生ヒュッテ)から
槍ヶ岳を登って、ここまで歩いてきた道程がよく分かります。

空には少しづつ雲が現れてきて、
数十分後には槍の穂先は、
完全にガスの中に隠れてしまいました・・・。
快晴の稜線散歩はこれにて終了。

天狗原近辺
天狗原近辺ではヘリがグルグル巡回していた。
南岳小屋でヘリの近くにいた登山客に写真を見せてもらったら、
なんと、人が吊るされていた。
話を聞くと、どうやら遭難救助していたらしい・・・。

「翌日、通る予定なのに・・・」
と、急に我に帰ってしまった。

南岳と穂高連峰
気を取り直して最後のピーク南岳へ向かう。

その先には、南岳小屋、
そして飛騨泣きと言われる難所が立ちはだかっている。

南岳
手前の岩稜をよじ登って、
途中の切り立った箇所を安全に登りきれば、南岳頂上です。

南岳山頂(3033メートル)
山頂~!と言いたいところだが、
南岳に到達する頃には完全に槍穂高はガスの中・・・。

山の天気は本当に移り変わりが激しいですね。

南岳小屋と穂高連峰
この写真は翌朝撮影したものです。
北穂高岳をはじめに前穂高岳や奥穂高岳、
そして憧れのジャンダルムもよく見える。

槍ヶ岳は「日本アルプスの象徴」といった感じがするのに対し、
穂高連峰には「重厚」な印象がある。

それは、往古より海神・綿津見神の
御子神~穂高見神を祀る信仰の山として
崇められてきたからであろうか。


南岳小屋で荷を降ろしてゆっくりした後、
「獅子鼻」という大キレットが眼下に見渡せる
崖の突端で酒盛りしてました(笑)

ちなみに標高の高い場所で長時間昼寝をするのは御法度。
「体調を崩して高山病になりやすいよー」
と教えてくれたのは、ネパール・ヒマラヤの山岳ガイドさんでした。

横尾本谷と屏風のコル

高さ1000メートル以上の高度感はドキドキもの。
(横尾谷の標高は1600メートルなので実際は1400メートルの標高差)

厳しい自然環境が創り出した谷の美しさに心躍ります。

北穂高岳 大キレット
ここが一般登山路として最難関のひとつと謳われる大キレット。
圧倒的な存在感に畏怖の念を感じてしまう岩稜。

終始ガスがかっていたが、ガスの切れ間から時々覗かせる雄姿には、
神々しさを感じました。

必ずココに戻って、大キレットを登攀しようと強く心に誓いました。

ガスに包まれた日の入り前の太陽。
とても神秘的な空の芸術。

夕暮れと笠ヶ岳
食事を済ませ一服しようと外に出ると、
見事なアーベントロート(夕焼け)が眼下に広がる。

このような風景を見ることができて、
つくづく運が良いな、と思いました。


次回は、槍穂高のモルゲンロートと天狗原の紅葉です!

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