日光三社巡り 瀧尾神社 (2) 自然信仰が濃く残る社

瀧尾神社については以下リンクを⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2012/11/blog-post_10.html

瀧尾神社 本殿
瀧尾神社は日光三社権現のうちの一社で、かつての「日光」の中心地と言われた場所。
鬱蒼とした木々に囲まれた神社の境内を奥に進むと、とても興味深いモノが祀られていました。

無念橋と三本杉
本殿の奥に進むと、更に石鳥居、そして三本の杉が。
手前の石橋は無念橋と呼ばれている橋。
1676年に建立された橋のよう。


無念橋 (俗称願い橋)
延宝五年八月掛替
三本杉を通じて御神体山の「女峯山」を遥拝するため、自分の身を清め俗界と縁を切ることを意味する端であったが、いつの頃からか己の歳の歩数で渡ると女峯山頂奥宮まで健脚で登ったことになり、願が叶えられる、と言われるようになり「願い橋」と呼ばれる。

江戸時代までここは日光修験の中心地であったところから修験者(山伏)達の足腰の鍛錬のための修行が原因でこうした伝承が生まれたのであろう。

御神木
無念橋を渡った先には、紙垂で奉られた三本の杉。
樹齢こそ浅いが、とても丁重に扱われているように見える。
三本杉なのだから、男体山、女峰山、太郎山三山の神の拠り所なのであろう。

瀧尾三本杉
御神木
滝尾三本杉
古代より滝尾境内の最も神聖な処である以前の三本杉は右側は元禄十三年八月十五日(1699)、中央が延享四年八月二十七日(1747)にいずれも静かな夜半突然に倒れたと古書に記されている。
左側は寛延二年六月十二日(1749)夜半雨の中倒れたもので、手をつけずに、今もそのままである。
そのとき、改めて石玉垣を設け、現在に至る。
したがって、今の御神木は250~350年の樹齢である。

三本杉の脇にある泉が酒の泉と言われる清泉。

酒の泉
本宮の清水(昭和24年の今市地震で消失)、薬師の霊水とともに日光の三霊水のひとつ。
弘法大師が、この泉の水を汲んで神に捧げたといわれている。
この御供水には、酒の味があるといわれ、持ち帰って元水として酒を造ると、良酒ができるという。
醸造家の崇敬が篤く、古くから栃木県内の酒造家たちで酒泉講が結成され秋に祈醸祭、春に報醸祭が行われる。
現在は、西神苑の「二荒霊泉」で行われる。

御神山~女峰山から流れる清流の脇にいくと、またもや、鳥居が。
先を進んでみると巨石が祀られていた。

子種石
子種石
古くは、子種権現といわれた。
子供が授かるように、また、安産でありますようにと、この霊石に祈れば霊験があるという。

ここ瀧尾神社には、東照宮や二荒山神社新宮には感じることの出来ないアミニズム的な自然信仰が色濃く残っていて、「聖地」と呼ぶにふさわしい地であるように感じました。


次回は、瀧尾参道に点在する祠や巨石などについてです。
瀧尾参道⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2012/11/blog-post_21.html

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