裏日光三社巡り 瀧尾参道を歩く


日光の聖地・瀧尾神社にて参拝した後、
女峰山から流れる稲荷川沿いを散策してみることにした。

高徳水神社
瀧尾神社の川向こうにある社は、高徳水神社。

瀧尾高徳水神社
由来
この社は、奥吉野(奈良県吉野郡東吉野村)の水の宗社・丹生川上神社の御祭神 罔象水神の御分霊を祀り、天照大神の姉君として水に関する一切の御神徳を授けられた神であります。

手掛石
石畳の杉並木道を進むと、ひときわ大きな巨岩が。
苔が生して、とても侘びを感じる。

手掛石
昔、滝尾神社の女神、田心姫命が、御手を書けた伝えられることから、「手掛石」と呼ばれている。
菅原道真えお祀った北野神社に詣でた帰りにこの石に手を掛けて祈願すると、字が上達するという信仰がある。

北野神社
方角的に日光東照宮から見て鬼門(北東)に鎮座する磐座は北野神社。

北野神社
学問の神、菅原道真(天神さま)を祀る。
寛文元年(1661)筑紫安楽寺の鳥居信幽が勧請したものである。
鳥居や祠の奥の巨石に天満宮の梅鉢紋がみられる。

開山堂の堂内には、約4.5メートルの地蔵菩薩及び日光開祖・勝道上人とその十大弟子の木像が安置されている。

その開山堂の脇にひっそりと鎮座する祠は、「産の宮」と呼ばれるお社。
数多くの香車の駒が立ち並んでいた。


観音堂(産の宮)
この観音堂は、揚柳観音を祀ったものであり、別名「香車堂」「将棋っ駒」とも呼ばれる。
将棋の駒の香車が戻らずに直進する駒なので、妊婦がこの駒を借りて帰り、自宅の神棚に祀ると、無事安産できるという安産信仰の社でもある。


出産御は、借りた駒と共に新調した駒を一緒に返納するので、駒の数は増えるばかりである。
(境内案内板より)

安産堂の左脇には陰陽石と呼ばれる奇石。

陰陽石
お産に縁のある、自然石二つからなる奇石。
陰(女性)と陽(男性)を意味すると言われている。
観音堂を訪れた人は、ここでも安産を祈願する。

外山
日光の東側には、外山。
ピラミッドの形状が印象的な、とても美しい神奈備が坐していた。

とかく「日光」というと、東照宮の煌びやかな社殿や日本有数の観光地というイメージが先行しがちだが、少し裏道に入ると、往古より受け継がれてきた自然信仰が色濃く残っていて、『神域』と呼ぶに相応しい地なのだな、と改めて感じた。

うーん、日光は奥が深い。

次回は中禅寺湖畔に坐する二荒山神社中宮祠と、男体山についてです。

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