皇大神宮別宮 月讀宮

月讀宮以下四別宮
(伊勢市中村町鎮座)

猿田彦神社参拝後、内宮・外宮から離れた別宮巡りをしてみた。
まず向かったのは、天照大御神の弟神・月讀尊を祀った月讀宮。

月讀宮は、皇大神宮(内宮)別宮のうち、荒祭宮に次ぐ格式があるとされており、外宮と内宮を結ぶ御幸道路の中間に鎮座している。

月讀宮以外に月讀荒御魂宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮の計四宮が同じ境内に祀られているので、『月讀宮以下四別宮』と呼ぶのが正式名称らしい。

尚、伊勢市駅前に鎮座する月夜見宮は、豊受大神宮(外宮)の別宮であり、月讀宮とは異なる。

月讀宮 御幸道路側鳥居
御祭神の月讀尊は、天照大御神の弟神。

古事記によると、伊弉諾尊(伊佐奈岐宮の祭神)が、黄泉国から戻り、筑紫国の阿波岐原で禊祓いをしたときに生まれた神で、『左目を洗ったときに天照大御神、右目を洗ったときに月讀尊、そして鼻を洗ったときに建速須佐之男命(スサノオ)が生まれた。』

伊弉諾尊は生まれた際、天照大御神は高天原を、須佐之男命は海原、そして月讀命には夜之食国(夜の領国)を治めるよう委任されたとされている。

参道
西側(御幸道路)の鳥居をくぐって森深い参道を進む。
少し起伏はあるが、砂利が敷き詰められた参道はとても整備されていて、歩いていて実に心地良かった。

葭原神社
南側の鳥居脇には、葭原神社が鎮座している。

葭原神社は田畑を守護する五穀の神を祀るお社で、御祭神として佐佐津比古命、宇加乃御玉御祖命、伊加利比売命の三神が祀られている。

宿衛所を過ぎると、森の中から神明造の四殿の宮殿が悠然と姿を現す。

月讀宮 月讀荒御魂宮


月讀宮:月讀尊
月讀荒御魂宮:月讀尊荒御魂を祀る。


伊佐奈岐宮 伊佐奈弥宮


伊佐奈岐宮:伊弉諾尊
伊佐奈弥宮:伊弉冉尊を祀る。


現在の四宮がそれぞれ瑞垣をめぐらした姿になったのは、明治六年から。

「大神宮儀式帳」(804年)には、「月讀宮一院、正殿四区」と記され、一囲いの瑞垣内に祀られていたとされ、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮に宮号が宣下されたのは、貞観九年(867年)以降。
さらに延喜式(927年)によると、伊佐奈岐宮と伊佐奈弥宮、月讀宮と月讀荒御魂宮がそれぞれ瑞垣をめぐらした一院を形成していたと記載されている。

祓所
次回は、豊受大神宮の別宮、月夜見宮です。

御朱印

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