皇大神宮所管社 神麻続機殿神社 荒妙(麻布)を調進する社

神麻続機殿神社
(三重県松阪市井口中町御鎮座)

神麻続機殿神社 社叢
伊勢神宮には皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)を御正宮として、14社の別宮、そして摂社、所管社等を合わせると計125社の宮社で成り立っており、その中で所管社は御正宮や別宮に直接かかわりがあり、井戸や酒、米、塩、麻、絹など衣食住をつかさどる神々が多く祭られています。

すべての社は流石に巡っておりませんが、麻や絹、そして塩をつかさどる神社を訪ねましたので、ご紹介を。

鳥居
まずは、麻を司る神さまを祀る神麻続機殿神社について。
櫛田川沿いの田畑の中にこんもりとした鎮守の森が印象的。

参道
参道は森の中に迷い込んだかのように鬱蒼としており、静寂に包まれている。

鳥居と八尋殿
長い参道を抜けると広い境内の中にポツンと二殿の社殿が。
光が境内の中に照らされて実に美しい。
社殿周囲に敷きつめられたお白石のコントラストも素晴らしい。

左:正殿  右:八尋殿

祭神は神麻続機殿鎮守神といい、神御衣祭に供進される荒妙(あらたえ・麻布)を奉職する御機殿の鎮守の神のこと。尚、麻績部の祖先の天八坂彦命とする伝承がある。

写真右の八尋殿は「神さまの麻布を織る作業場」ということなのです。

末社群

御機殿は八尋殿(やひろでん)といい、向かって右の萱葺の建物。
社地には小社殿ながら、所管社の神麻続機殿神社末社八所、祭神は神麻続機殿鎮守御前神)がご鎮座されている。
また、通称「上機殿」とも呼ばれている。
(後で紹介する神服織機殿神社を下機殿とも呼ばれいる。)

櫛田川流域
尚、八尋殿で作業しているのは男性の織子。
次回の「下機殿」神服織機殿神社は女性の織子が作業されている。

ということで、次回は通称「下機殿」についてです♪

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