19 June 2013

阿武隈の巨石 鹿島大神宮と桜 白い岩塊を祀る社 

Location 日本, 福島県郡山市西田町丹伊田宮作
鹿島大神宮
(福島県郡山市西田町丹伊田宮作鎮座)

今回の参拝時期は丁度ゴールデンウィークの頃。
道中、多くの桜を車越しに眺めることができました。

『三春の滝桜』も見物しようと思いましたが、多くの観光客が訪れていて見物することは叶いませんでしたが、『雪村庵のしだれ桜』は見物することができました♪

鹿島大神宮の社叢
さて、白河・棚倉から始まった「阿武隈の旅」
特徴として多くの巨石や奇岩が存在しているのだが、それは阿武隈高地形成の歴史から考察できると思う。

阿武隈高地は海底で堆積した地層が隆起して陸地となり、アルプスのような大山脈だったが、その後の長年の浸食でなだらかな地形となり、さらに隆起が進み平原となったと考えられるらしい。そして、侵食の際に硬い地質の独立峰が各所に残り、それが『磐座』として崇められてきたのであろう。

鳥居と桜
郡山市西田町に鎮座する鹿島大神宮もまた、『磐座』と呼ぶにふさわしい巨大な岩塊を社域に坐している。
社務所を過ぎて、石段を登ると震災による影響なのだろうか、周囲にはブルーシートが覆いかぶさっていた。

社殿
石段を登ると簡素ながらも威厳に溢れた社殿が据えている。
当神社は、天応元年(781年)に茨城県鹿島神宮より勧請した社で、武甕槌神が祭神。

東北の鹿島社については、後程タップリ記しますので、乞うご期待(?)

本殿裏にある磐座
社殿裏の神域に向かうと長さ40メートルにも及ぶ白い岩塊が太陽に照らされて眩く輝いていた。
今まで見たことのない白亜の磐座。
写真では伝わらないと思うが、とにかく存在感に圧倒されてしまった。

ペグマタイト岩脈
国天然記念物
ペグマタイト岩脈
ペグマタイトとは「巨晶花崗岩」ともよばれているように、花崗岩質で、石英、長石を主成分とした非常に大きな結晶の集合した岩石のことです。

岩塊の上に自生した樹木
かつて、西田町から隣の白沢村にかけての阿武隈山地は、ペグマタイトの大産出地でしたが、今では工業用原料として採掘されつくしてしまい、約14000トンと推定される領のペグマタイトが、現在でも保存されていることは大変めずらしいことです。
露出している岩の延長は約40メートル、幅14メートルに及び、地下10メートルまではこの岩石があると推定されます。
(以上、社頭掲示板より)

本殿裏手に登ってみると、露出した白い岩塊は鬱蒼とした森の中に積もった雪のように輝いている。
そして、天津神である鹿島神が蝦夷の神を白亜の磐座に封印したかのように、少し妖しげな雰囲気を醸し出していた。

岩塊の合間には数多くの小さな祠が。

福島のペグマタイトは光学レンズや陶磁器といった工業用原料として採掘され尽くしてしまったのだが、境内にある岩脈は御神体として大切に保存されてきたのであろう。

岩脈から境内を望む
今回の震災で本殿の屋根が崩れ落ちてしまい半壊状態だったが、ここペグマタイト岩脈の巨石については崩落もなく安定しておりました。

長閑な阿武隈高地
次回は安積郡に坐する明神大社についてです♪

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