阿武隈の社 白和瀬神社 サクラが美しい古社

白和瀬神社
(福島県福島市大笹生字折戸41鎮座)

朱鳥居と桜
白和瀬神社は信夫郡の延喜式内社で主祭神は日本武尊。

小生の参拝時には桜が満開!
参道はまるでピンクの絨毯が敷き詰められているよう。
(まったく季節外れの写真ですいません・・・)

さて、朱色の鳥居をくぐって、参道を進むと一段高い位置に社殿が。
社伝によると、大化元年(545年)に烏帽子ヶ岳の山頂に創祀されたが、天正年間(1580年代)に現在地の同岳の麓に遷座されたという。

拝殿
旧鎮座地である烏帽子ヶ岳山頂からは阿武隈高地(福島市)が一望できる絶景。
そして、現鎮座地の脇には白淡川が流れ、奥羽山脈と阿武隈高地との岐のような場所に坐しており、由緒には「白淡川ノ水上ニ鎮座ス神ナレバ・・・」と書かれている。

本殿
白和瀬神社由緒
御祭神 日本武尊
延喜年中、日本の有名神社を選定、全国で3132社が定められ、陸奥(東北)に100座が指定されたとき、この信夫の郷(伊達郡は後に信夫より別れる)に五社が定められました。その折、白和瀬神社は陸奥延喜式内100座の内、信夫五社上宮と定められた。

立派な注連縄
勧請は、人皇36代孝徳天皇(545年)の御代、大化元年、上大笹生村烏帽子森嶽頂上に鎮祭されました。しかし、地勢が急峻で容易に登ることができないため、参拝者の便を図って、天正年中(1580年代)、現在の折戸の地に遷座し奉り、今日に至りました。
由緒正しき当神社は、昭和二年春、村社から一躍県社昇格の報告を受け、当社の由緒からみると、県社以上の資格があるとのことでしたが、維持管理容易でなく、県社に甘んぜざるを得ませんでした。

日本武尊像
白和瀬の名は、信達一統志によると、万葉集下総の歌人の家持が歌集に、
「早田ト作レリ愚案ズルニ
白淡川ノ水上ニ鎮座ス神ナレバ白淡瀬ナルベシ
アハノアハヲ約シテ白和瀬ト唱ヘ来リシナム」
とあり、又、白早稲とは稲からでたという説もあります。

いずれにせよ、1330年余の歴史をもつ古い神社であると共に、延喜式内の信夫五社でも社地社史明確な社として郷土史でも注目されます。
当神社は、五穀豊穣、商売繁盛、特に火難、災難除の神として、多くの人々に参拝されてきました。
(境内案内板)

車松神社
車松神社(白和瀬神社末社)の御祭神、神日本磐余彦尊(神武天皇)。
境内には、安産の守り神として、車松神社があり、赤白の小さな枕が供えられております。
その枕を借り受け、後日お礼として新しい枕を一つ添えてお返しする信仰があり、霊験あらたかな神社です。

本殿裏手には小さな石祠が、狐のように顔を覗かせている。

境内
実に心地良い境内。
本神社に坐する神さま達も、さぞお喜びになっていることでしょう。

参道脇に咲いていたお花。
とても美しい『ふくしまの古社』でした。

次回は、いよいよ東北版「白鳥伝説」です。

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