阿武隈の社 亘理鹿島三社の一社 鹿島緒名太神社

鹿島緒名太神社
(宮城県亘理郡亘理町逢隈小山字西山21鎮座)

鳥居
鹿島天足別神社に続き、亘理の鹿島社。
今回は鹿島緒名太神社について。

阿武隈川の河口沿いに標高200メートル級の峠が南北に走っているが、本神社は峠の北端に位置する西山という里山の頂上に鎮座している。

参道
鳥居をくぐっった先は霊域と呼ぶにふさわしい鬱蒼とした鎮守の森が広がる。
苔のむした石段を登っていくと、木々の合間から社殿が姿を現しはじめた。

拝殿
鹿島緒名太神社は、鹿島天足和気神社、鹿島伊豆比氣神社とともに「亘理鹿島三社」と呼ばれている社で、共に延喜式内社に比定されている。
御祭神は「武神」武甕槌神。
(但し、鹿島天足和気神社では猿田彦命が鹿島緒名太神社の祭神となっていたりしていてよく分かりません。)

覆屋の本殿、そして庚申塚と古峯神社の石碑
由緒については諸説があるので、詳細は他のサイトを参照ください。

ただし、阿武隈川の北端に位置していることから、ヤマト王権の重要な軍事拠点だったのであろうと思えてくるし、附近に入植してきた武装移民の岐神として機能していたのであろうとも考えられる。

又、創建は景行天皇41年(4世紀前半)といわれており、日本武尊による東征の時期と一致している。

ここでちょっとメモ。
阿武隈川河口流域にはヤマト王権侵略の軌跡ともいえる古社が現存しているのと同時に、蝦夷が信仰していた自然崇拝(巨石信仰)の遺構が数多く残っているという。
例えば、宮城県丸森町の「立石」や、宮城県角田市の「笠島の立石」など。

今回の巡礼では時間の都合で巡ることは叶わなかったが、次回の楽しみにしておこう。

二の鳥居から遠景を眺める。
とても長閑で落ち着いた郷土の古社の雰囲気を残しているように感じました。

次回は阿武隈川の神を祀ったお社です。

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