沖縄巡礼 アマミキヨ上陸の浜 ヤハラヅカサと浜川御嶽

創世神アマミキヨが上陸した浜

今回は『ヤハラヅカサ』と呼ばれる白砂の浜です。
斎場御嶽から海沿いの道を進むこと数キロにある百名海岸の一角、浜川原にヤハラヅカサという拝所があります。

神話によると、引き潮の時に露出する珊瑚の岩礁で、琉球の創世神アマミキヨがニライカナイ(海のはるか彼方にある神々の住む理想郷)から渡来して久高島に降り立ち、そして船で沖縄本島であるここヤハラヅカサに上陸した。
その後、崖を越えて浜川御嶽に住み、やがてミントングスクに移ったという。
(諸説あり)

ヤハラヅカサ
干潮時にのみ顔を出す石碑。
運良く、石碑の全貌を拝むことができました!
(ちなみに、満潮時には海中に潜ってしまうとのことです。)

また、この海岸は後にたっぷりとご紹介する久高島の『人創り神話』にかかわっております。

「昔、久高島の対岸にある百名からシラタル(兄)、ファガナシー(妹)が船で久高島に渡り、島東海岸沿いのアグルラキに移り住み、最後は始祖タルガナー家に落ち着いた。
そして二人は鳥の交尾を見て夫婦になり、子供を産んだ。この子供達が久高島住民の始祖である」
(比嘉康雄著 日本人の魂の原郷 沖縄久高島より)

美しいヤハラヅカサの浜から鬱蒼とした森の中へ。
アマミキヨが辿った『神の道』を歩んでみようと思います。

石垣の手前にはガジュマルの木が独創的な根を張っている。
まるで精霊がひっそりと棲んでいるような佇まい。

巨岩に挟まれた石段を登っていくと、その先に浜川御嶽があります。

・・・それにしても、何て神秘的な風景なのでしょう!

浜川御嶽
ここが浜川御嶽。
浜を見下ろす高台の崖下に坐しており、祠の裏手には巨岩の下に拝所がある。

ここはヤハラヅカサの次に琉球の創世神アマミキヨが訪れ、仮住まいをされた地。
泉があり、ここの湧水で旅の疲れを癒したアマミキヨはミントングスクに向かったといわれている。

浜川御嶽(神名・ヤハラヅカサ湖パナツカサ)
昔、アマミキヨ(島始の神)がギライカナイ(海の彼方の理想国)からヤハラヅカサ(前方50メートルの海中にある、ギライカナイへの遥拝所となっている。)に上陸し浜川御嶽にしばらく仮住まいした後、今のミントングスクに、安住の地を拓いたという。
この地は霊域として東御廻いの拝所である。
(玉城村教育委員会)

浜川御嶽から聖なる浜ヤハラヅカサを見下ろす。
周囲はとてもひっそりとした雰囲気で、本州の霊場とは異質な佇まいに心震える。

再び「神の道」へ。
深い緑にゴツゴツとした珊瑚の岩肌、そして絡み合うように伸びる大木の根。
心落ち着く聖地の中で何度も深呼吸しておりました。

次回は、琉球稲作発祥の地といわれている場所です♪

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