30 July 2010

出雲大社 大祭礼 例祭~田植舞、流鏑馬と神代神楽の調べ

出雲大社大祭礼~例祭

大祭礼は、出雲大社にとって、全国的に有名な「神在月神在祭」以上に重要な年次祭事である。
数多くの数多くの祭典や行事が大祭礼の期間中に行われるが、その中でも天皇陛下の大御使である勅使が、大社に御幣物を奉納される「例祭」が最も重要な祭事である。

ちなみに、この祭典は伊勢神宮をはじめとした、由緒ある十数社に限られている。
(尚、御近所にある大宮氷川神社は8月1日に執り行われる)

荒垣(境内)や周辺を散策して拝殿に戻ってみると、何時の間にか報道陣をはじめとした大勢の人達で賑わっていた。
荒垣内に雅楽が鳴り響き、とても厳かな雰囲気が伝わってきた。
また参拝者は、正装した人達がとても多かった。

ところで、現在の例祭に相当する大祭は、古く「三月会(さんがつえ)」と称され、「山陰無双之節会、國中第一之神事ナリ」と称えられるほど盛大で厳かな祭事であるらしい。

国造以下神職たちは、一年に一度、この例祭にしか着さない正服に着装して、厳粛な祭事を執り行う。
御供え物が神前へと供えられると、國造により祝詞が奏せられ、天皇陛下の大御使であります勅使様が御仮殿へと参進される。

そして天皇陛下よりの御幣物(ごへいもつ)が勅使様から國造へと伝達され、國造により御仮殿奥、大国主大神様の大前にお供えされると、勅使様により御祭文(ごさいもん)が奏上せられる。

・・・というのが例祭の流れだったが、出発ギリギリまで「大祭礼」がある事すら知らなかったボクとしては、ただ「ボケーっ・・・」と、見学する位しか出来なかった。

次回参拝する機会があれば、もっと凛とした心構えと知識を持って参加したい。

例祭が終わる頃、曇り空からいつしか青空が広がり、日章旗も春の微風に気持ち良く揺られていた。

例祭後の神事

この大祭礼は計3日間催されて、二之祭(2日目)や三之祭(3日目)では骨董品市や、神輿渡御祭や獅子舞、大茶会等多くの神事・行事がある。
骨董品市には行ってみたかったな・・・。

(1) 田植舞

厳かな雰囲気の「例祭」が終わると、いわゆる「祭り」モードに変貌する。
最初は五穀豊穣を願い、神々に舞いを捧げる「田植舞」。


数十名の男女が町を練り歩いた後、本殿の隣りにある神楽殿へ。


日本一の大きさを誇る日章旗(畳75枚分の大きさ)と、これまた日本一の大きさといわれる注連縄が祀られている神楽殿に向かう。


数列に並んだ後、神々に一礼。


その後、田植舞が始まる。
男達は和太鼓でビートを刻みながら踊り、女達も笛を吹きながら踊っていた。

このような大規模の祭囃子(田植舞)を見たのは初めて!
とても良い経験をさせてもらった。

(2) 神代神楽

そして、同じ神楽殿で、神代神楽が奉納されていた。


御演目は出雲を代表するお話「ヤマタノオロチ」。
とても迫力ある神楽でした。
ヤマタノオロチについては当Blog八重垣神社の項に綴っています。


出雲流神楽は娯楽性に富んだ神楽として、全国的に有名らしいです。
実は、神楽にどことなく似た(!?)「歌舞伎」の発祥の地も出雲なのです☆

(3) 流鏑馬神事


田植舞の後、ご当地名物の「出雲そば」を食してみる。
あと、3器位食べられそう(笑)

食事後、参道に戻ってみると、多くの見物客が参道脇に立っていた。
個人的メインイベント、「流鏑馬神事」である!


人馬とも参道に入場。

隣りの木の幹が尋常でない位太い!!


走って矢を射るのかと思ったが、ゆっくり歩いていた。
カメラ目線ありがとうございました☆


宮司からお言葉を詠みあげられた後、
流鏑馬用の矢を騎手に手渡した。


矢を向けた先は、天空。

ヒトが造った「的」でなく、天そのものが「的(まと)」なのかな、と解釈。


矢も無事に天に届き、
これまたカメラポーズを決めてくれました。


次回は、恋のおまじない「神楽殿」についてです☆

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