18 July 2010

出雲路を歩く 平田の街並みと木綿街道、そして味のある旅館

「一度は行ってみたい地」出雲旅行に繰り出すことにしました。
まずは定宿(じょうやど)にした「平田」という町、そして「バタデン」の愛称で親しまれている一畑電車についてです。


マイルが100マイル程足りなかったせいで、大阪・伊丹空港までしか飛行機で行けず、大阪から出雲までは、長距離バスにて移動。
大阪から約4時間程かかったが、何とか出雲に到着☆


「バタデン」こと、一畑電車というローカル線に乗り換えて、雲州平田駅へ。

一畑電車は松江~出雲(及び出雲大社)間を結ぶローカル線。
何か昔の南海電車っぽい(!?)


最前列の車窓から。
先に見える小山は、きっと神社の社叢なのだろう。
とーっても、長閑な風景が広がる。


雲州平田駅に到着。
左側のレトロな電車に乗ってみたい!


そして、ここが平田の街並み。
蔵作りの商店が軒を連ねていて、かなり良い雰囲気☆

平田木綿街道にある酒屋さん。
門構えに歴史を感じます。


運河沿いに軒を連ねる屋敷の数々。
それぞれの家々に「かけだし」と呼ばれる船着き場があり、商業で栄えた面影を残している。


木綿街道と呼ばれる由来は、江戸時代から明治時代にかけて、雲州木綿を取引する市場町として栄えたとのことです。

この通りには紡屋さんだけでなく、酒屋や生姜糖屋、酒造、そして出雲地方特有のドロっとした刺身醤油を製造している醤油屋さん等々・・・。
歴史を感じるお店が軒を連ねています。


平田船川。
通称船川運河と宍道湖とを繋ぐ水上交通の要所であり、松江や大阪方面へ船便が運行していたらしい。


愛宕山に靡いている鯉幟。
このような風景を眺めていると、時間を忘れてボーっとしてしまう。


小路でキャッチボールをしている子供達と、のんびり散歩している老人。
そして、子供達は「こんにちは!」と、はにかみながら挨拶してくれる。

このような情景に出くわしてしまうと、ふと自身の少年時代を思い出してしまう。

そんな「好奇心」だけで突っ走っていたピュアな童心の記憶を甦えさせてくれた町、平田。
この町には、都会とは明らかに時の流れがスローに感じてしまう。
何か特別な重力によって、時空が歪められているからなのかな?

平田の神社と宿


木綿街道をあとにして、いざ宿へ。
途中、神社があったので立ち寄ってみた。

ここは宇美神社で、「延期式」神名帳に記載されている式内社。


拝殿と、帰宅途中の小学生。
懐かしさを感じる「日常の風景」
神社は生活の一部となっているのだな、と実感。


灯篭を亀が支えている。
何か意味があるのだろうが、とても可愛らしい☆
ちなみに出雲地方の狛犬は、後ろ足を立たせて「臨戦態勢」のポーズをとってます。

そして、ここが今回宿泊した旅館。
とっても味がある雰囲気で、料金が10畳一間で1泊約3500円!
(注:2009年現在の話です)
平田は、出雲と松江の中間にあるので交通の便が良いし、チープで効率の良い旅行をしたい方にはお薦めです☆

1階の広間。廊下や天井の黒光りした板に歴史を感じる。
ちなみに何故安いかというと、食事サービス等がないから。
その代りに、近所にあるお薦めの寿司屋さんや、居酒屋を紹介してくれて、格安の料金で地のものを食べさせてくれる。

また、朝食の希望があれが、木綿街道沿いにある醤油屋さんに出向いて、特製の焼きおにぎりを安価で食べさせてもらえる。(おばあさんの昔話付きです。醤油屋さんの焼きおにぎりなのだから、美味しいのは当たり前です!)

ここがお部屋。
いわゆる「ザ・旅館!」の佇まい。
畳の匂いが本当に心地良い☆
この旅館の最大のセールスポイントは、気立ての良い可愛い女将さん!
今まで泊った旅館の中で、一番心に安らぎを感じる事が出来た旅館、といっても過言ではない程でした。

女将さんに紹介された食事処に行く途中の空。
天から降りた矢のような飛行機雲の先には、偶然にも出雲大社がある方角。
まるで、翌日の大祭礼(年に一度の祭事)にあわせて、神が高天原から降臨したよう。

次回以降は、いよいよ出雲大社と祭神である大国主命についてです。