26 August 2010

出雲路を歩く 立久恵峡 霊光寺と五百羅漢

立久恵峡から霊光寺の五百羅漢へ

出雲大社周辺から離れて、ぐるっと出雲地方を一周することにした。

まずはスタート地点の平田が世界に誇る文化財
「平田一色飾~一畑電車編」(よく見ると皆食器なのですよ)



出雲駅でレンタカーを借りて、まず向かってみたのは、立久恵峡という奇岩や柱石がそそり立つ渓谷。
この峡谷は、「山陰の耶馬峡」と呼ばれ、高さ数百メートルの断崖が続いている。
恐らく上の写真は屏風岩で、吊り橋は不老橋だと思う。


神戸川の穏やかな渓流が岩盤を浸食して、現在の河岸となっています。
断崖に長年の間降り続いた雨と風化によって、岩がひび割れていて、とても幻想的。


かつて、この地は山岳仏教の僧を迎え、文人墨客の歓を呼んだ、「深山幽谷の仏境」などと言われて、四季折々にまったく異なった景色を見る事ができるらしいです。

文人墨客(ぶんじんぼっかく)・・・詩文・書画などの風雅の道にたずさわる人


多分ここは屏風岩。
巨石の上に木が建っていて、さらに河水の色とあいまって、侘び寂びのようなものを感じられます。


この松の木など、まさに天然が作った盆栽のよう!


いつか大分の耶馬峡に行って、水中鍾乳洞に入ってみたいな・・・。


さて、立久恵峡の麓に霊光寺という仏閣があります。
森に囲まれた石畳の階段を登っていくと、
山中にひっそりとお寺がありました。


ここが1200年の歴史を持つ立久恵山霊光寺の本堂。

一足の巨大なわらじと、何故か注連縄が祀られています。
(見えにくいけど)背後にあるトンガリ岩は、天柱峯という名の仏岩。
また、その峯の下に奥の院があるという。
伝承だと奥の院で天狗が木魚を叩いてるらしいです。

またここには岩盤に祀られている五百羅漢と千本仏があります。


参道にも

木の根っこにも

そして、崖の真下にも・・・

数え切れない程のお地蔵様や菩薩像が鎮座されている。
なかには狐かぶりをした地蔵や、子を抱えた地蔵、怖い形相の地蔵など、一体ごとに表情が全く異なっている。


そして、岩盤に配置されたこれらの仏様は、五百羅漢。
羅漢とは、お釈迦様の弟子らしいが、無知の為うまく説明できません。
五百羅漢とは、迦諾迦伐蹉(かなかばっさ Kanakavatsa)のこと。
所属500人を有し、北迦湿弥羅国(カシミール)に住すと言われているらしい。


しかし、細かい事は抜きにして、怖い雰囲気がムンムンとしていたが、優しい顔付きで両手を合わせている地蔵さまの姿を見ていると、不思議と心が安らぐのであった。


*立久恵山霊光寺からのお知らせ
上記写真の通り、2万5千円で、自分の地蔵を置いてくれるらしく、数百年は保存してくれるそうです。