10 March 2018

スリランカ旅行記 天空の要塞 シーギリヤ ロック (2) - Sigiriya 頂上からの絶景

Royal Palace of Sigiriya

(天空に建立した王宮跡)

Lion's Rock
前回は世界遺産シーギリヤロックの入口からライオンロックまでお伝えしましたが、今回はいよいよ頂上を目指すことにします☆
前回リンク→https://travelog-jpn.blogspot.jp/2018/03/4.html
(天空の要塞 シーギリヤ ロック (1) - 天に切り立つ巨岩の古代都市)

ライオンの入口から鉄製の階段を上っていきます。
我々が登った時間は朝8時頃なので比較的閑散としていますが、1~2時間後以降に登ると大混雑するらしいのでご注意を。

Ancient scaffolds
足場は非常に険しく…というのは冗談で、こちらは古代に作られた足場とのことです。
足場の隣には排水路のようなものが人工的に作られております。
本当に古代の方々の創造性には恐れ入ります。

そして、頂上へ。
言葉にならないほどの圧巻の風景が目前に広がります!
まさに天空の城と呼ぶに相応しい絶景です!!

Palace Complex
岩山の頂上には王宮、兵舎、住居、ダンスステージ、王のプールや貯水池が作られています。477年に建立されたというのだから驚きです。

Royal Palace
この要塞都市シーギリヤを建立したのは、アヌラーダプラに広大な貯水池を建造したダートゥセーナ王の長男で、通称「狂気の王」カーシャパ。
カーシャパには弟モッガラーナがいたが、腹違いの兄弟で弟の母は王族出身で、カーシャパの母は平民出身であった。

兄カーシャパは弟モッガラーナに血筋のせいで王位が弟に継承されるのを恐れて、父ダートゥセーナ王を監禁してクーデターをおこし、477年王位に就いた。
クーデターの影響で弟はインドに亡命し、その後カーシャパは父を殺してしまう。

弟モッガラーナの復讐を恐れたせいか、父を殺した罪悪感からか、カーシャパなんとシーギリヤの岩山に引き籠もるかのように宮殿を建造し、王位就任7年後の484年にシーギリヤ宮殿が完成した。

しかし、11年後の495年。インドに亡命していた弟モッガラーナがこの地に戻って兄との戦いに挑み、結果兄カーシャパは敗れて自害した。
その後、弟モッガラーナは王位を継承しアヌラーダプラに再び都を移し、シーギリヤの宮殿を仏教僧に寄進したという。

Water Garden and Elephant Rock from Royal Palace
頂上からは我々が歩いてきた水の広場が眼下に広がる。
右下の巨石は「エレファントロック」と呼ばれております。

Pidurangala Rock and Lion's Terrace from Royal Palace
頂上からライオンの入口を望む。
先にはピドゥランガラ山と呼ばれる岩山がシーギリヤと対になっている。
ピドゥランガラには石窟寺院があり、頂上から一望できるシーギリヤの景色も最高だといいます。

心の底から訪れてみてよかった、と思える場所ってなかなかないのですが、本当にここは旅の疲れや日常生活の不安などすべて吹き飛んでしまうような絶景が広がっていて最高の場所でした。

きっと、カーシャパ王も独りこの風景を眺めながら、自身の行いに懺悔していたのかな?なんて思います。
(ちなみにLonely PlanetのGuide Bookによると、実は王宮跡ではなく、修道院跡や宗教上の聖地だったのではないか?という説もあると記されています。)

後ろ髪を引かれる思いで下山。。。
ミラーウォールの木褐色がとても印象的な岩肌です。

Stone Throwing (投石機)
下山途中にも数多くのView Pointがあるのもシーギリヤの特長。

斜めに亀裂が入っていてなんともいえないバランスで保たれている巨石は古代の投石機。
カーシャパ王が下から敵が攻めてきたときに岩を落として敵をやっつけるために作られたものだといいます。
1500年以上の間よく保たれているなー。

Council Hall
そして、岩を半分に切ったような奇妙な形をした奇石はかつての会議場跡。
岩の台上にはカーシャパが座ったとされる玉座の跡が残っております。

Boulder Arch
まるで天の岩戸のような巨岩がゴロゴロと転がっております。

Cobra Hood Cave (コブラの岩)
その名の通りコブラのような姿をした「コブラの岩」。
紀元前2世紀頃のもので、岩の直下部の岩壁には古代絵画の跡がわずかに残っています。

そして水の広場に無事戻って来れましたー。
こちらはかつてのダーガバ(仏塔)の跡かな?

シーギリヤは当然ジャングルの中なので、おサルさんがたくさんいます。

ちなみに野生のゾウも多くて、自動車運転中に対向車線からゾウが向かってくることもある、とタクシーの運転手さんもおっしゃっていました。

Sigiriya Rock by the banks of Sigiri Wewa
ちなみに、上の写真は公園外から撮った写真なのですが、雨季になるとSigiri Wewaという湖が現れて美しい風景が広がるそうです。

次回は、サファリで野生のゾウを見に行ったの巻です☆