30 May 2018

谷川岳 「魔の山」登山行

今回は群馬県と新潟県の県境に聳える日本百名山のひとつ谷川岳登山についてです。
谷川岳は通称「魔の山」と呼ばれ、穂高連峰や剱岳と並ぶ日本三大岩場とされていますが、それは一の倉沢コースのこと。

我々は、数年前の6月中旬に初心者でも気楽に楽しめる天神尾根コースを登りました。

水上温泉で一泊したあと、バスで谷川岳ロープウェーまで行きます。

当日の朝はどんよりとした曇り空。
無事に登れればよいのですが・・・。

谷川岳ロープウェーを使い一気に天神峠へ。
緑深くとても良い眺めです。

9:45 天神峠

天神峠に到着しました。
天気も回復し、谷川岳の山容もくっきりと望むことができます。
いざ登山開始。

途中にある熊穴沢避難小屋を過ぎると、稜線に出て眺望のよい尾根歩きになります。
クサリ場もあり、傾斜もキツくなってきました。

11:00頃 天狗のトマリ場(周辺)

ようやく天狗のトマリ場に到着しました。
眺望が開けてとても美しい眺めです!

しかし山頂周辺はガスがかっていて何も見えません・・・。

おまけに被っていた帽子が、風に飛ばされてしまいました。
早速「魔の山」の洗礼を受けました・・・。

岩場やザレ場を登っていきますが、標高が上がるにつれ霧が立ち込めて来ました。
果たして無事に登れるのでしょうか?

11:40 天神ザンゲ岩

ここが天神ザンゲ岩。
このあたりで周囲の眺めは完全にゼロ。
幸い雨は降っていませんでしたので、引き続き登ってみることにしました。

11:50 雪渓ポイント

ザンゲ岩からしばらく進むと登山道に残雪が・・・。
先の雪渓を登らなくてはなりません。

この地点で引き返す方々も多く、我々も途中下山すべきか悩みましたが、先に進む決断をしました。

幸いにして傾斜はきつくなくロープも張っていたため、キックステップやステッキを駆使して、アイゼン無しでも何とか登ることができました。

登山時期は6月中旬。
もしその時期に登山計画をされている場合はアイゼンは必要です。

ようやく雪渓を越えることができ、道標がうっすらと見えてきました。
本当にホッとしましたー!

しかし、山頂は完全にガスの中・・・。
登山道からロストしないように慎重に登ります。

12:10 肩の小屋

ようやく肩の小屋に到着!
登山客も集まっていて、安堵感で一杯になりました!!

肩の小屋で休憩した後、山頂へ目指します。

ガスさえなければ凄い眺望が開かれているんだろうな・・・と思いながら、道をロストしないように登っていきます。

12:25 谷川岳トマの耳

谷川岳第1のピークである南峰トマの耳(標高1963メートル)に到着!
眺望は完全にゼロです。。。

さて、谷川岳は双耳峰の山。
南峰に「トマの耳」、北峰に「オキの耳」という2つのピークがあります。

トマの耳で少し休んだあと最高峰であるオキの耳へ進みます。
・・・どこを歩いているのかまったく見当がつきません。

12:40 谷川岳山頂 オキの耳

ようやく北峰で最高標高の山頂オキの耳(標高1977メートル)に到着!
やったね!!

山頂も視界ゼロで、天気が悪化するのもイヤだったので、早々に下山することにしました。

するとほんの一瞬ですが、僅かにガスが晴れました。
何という素晴らしく神々しい景色なのでしょう!
本当に数秒だけでしたが、とても感動しました!!

下山し始めたら、霧も晴れてきやがってしまいました。。。
何てこった・・・。

14:10 天狗のトマリ場(周辺)

雪渓を涙目になりながら慎重に下りて、岩場を一気に下山し、難所を過ぎたところでアクシデント発生。

急斜面から平坦な道に差し掛かったときに足をくじいてヨロけてしまい、登山道脇の斜面に滑落してしまいました。
そんなに急傾斜でなかった場所でしたが、一度滑落すると自分の力では止めることができず、10メートル程滑り落ちた末に、木々にぶつかって何とか止まりました。

きっと、危険なポイントを無事に下りることができたので、気が緩んでいたのでしょう。
・・・絶対僕にとって「魔の山」です(涙)

幸いにも人差し指の骨折と擦り傷、出血のみで自力で下山できる程度でしたが、もし岩場での事故だったらと思うと・・・今でもゾッとします。
この事故以降、下山の時は無理にスピードアップせず、慎重に下りるように心がけております。
皆様もご注意くださいね!

そして、登山開始から5時間強の15:00頃に下山。

滑落に限らず色々なことが起きてしまい、私にとってこの山はまさに「魔の山」でした。
そして、山の斜面から落ちたら、本当に自分の力ではどうにもならないことを体感しました。

とにかく「山はあまくないぞ」と谷川岳に教えられたようで、勉強になった登山。
でも、またいつか是非トライしたい山です!