21 July 2018

上総の社 大宮神社 高市皇子一族ゆかりのお社

大宮神社
(千葉県いすみ市岬町岩熊1409番地鎮座)

鵜羽神社参拝後、谷上神社に向かおうと思いましたが、曲がる道を間違えてしまい、再び上り坂を自転車で登って引き返すのは体力的にツラいな・・・と思い、東浪見の玉前神社二社へ参拝することにしました。

大宮神社社頭(と愛車)
ぼけーっと自転車を漕いでいると、鳥居の両脇に二本の巨木、そして二基の石鳥居がが立っている印象的な社頭をもつお社を発見。
大宮神社は上総十二社ではありませんが、せっかくだから参拝してみることにしました。
ちなみに木の脇に停まっているのが、今回乗っていたレンタサイクルです♪

参道と鳥居
参道の途中にまたも両部鳥居がありました。
階段の先には立派な社殿が顔を覗かせております。

拝殿
大宮神社は境内の御由緒の通り、大和國髙市郡より移住してきた髙市親王の姫とその家臣であった小髙氏が産土神である大神神社の御祭神大己貴命をこの地に勧請されたもの。
社名も大三輪(おおみわ)が訛ったものと推測します。

また、いすみ市小高の地名は高市皇子の随臣小高清忠が当地の豪族片岡氏と縁組し、土着したことに由来するとの伝承があります。

その後、宝暦三年(1752年)に熊野神社が合祀され現在に至るようです。

本殿(玉垣がないのでよく拝めた)
由来
御祭神
大宮神社(大己貴命・おおなむちのみこと)
熊野神社(久須毘命・くすびのみこと) 
大宮神社の鎮座する岩熊の地はかつては夷隅郡千町庄に属しており、上古には天穂日命の後裔が伊甚国造(いじのくにのみやつこ)として現在のいすみ市国府台を中心としてその四方を治めていた。
持統天皇の御代(687年頃)、天武天皇の弟にあたる髙市親王の姫が大和國髙市郡より上総伊甚郡千町庄、現在のいすみ市小高に移り住み(小髙神社の北に姫塚あり)、その家臣の小髙氏なる一族が岩熊字上谷に居住した。
小髙氏は産土神としていた大神神社(奈良県桜井市三輪鎮座 旧官幣大社)をこの地に大宮神社と称して祀り尊崇した。
岩熊区にはかつて熊野神社が存在していたが、氏子が両社に分かれていたのを憂い、宝暦二年(1752年)に熊野神社を大宮神社に合社し、岩熊区の氏神様として現在に至る。
現在の本殿は宝暦四年建立と伝える。
(以上、境内案内板より)

境内裏手には出羽三山の石碑や造営の記念碑など多くの石碑が整然と並べられています。
また、井戸のようなものも掘られていて、今でも湧水が湛えておりました。

狛犬
狛犬も程よく苔が生していてとてもよい感じです♪

丘上の境内から参道、そして岩熊地区を眺める。
1300年以上前、かつて大和國からやってきた移民が此の地に辿り着いて、故郷を想いながら開拓していき、現在があると思うと、歴史の重みを感じます。

夷隅周辺の里山は原風景そのもの。
子どもの頃遊んでいた実家周辺の田んぼや畦道は宅地造成が進んでしまい、今や面影もなくなってしまったので、こういう風景を見ると不思議と郷愁を覚えます。

名もなき池
そして、ちょっとした峠をチャリで越えようとしたときに見つけた「名のなき池」。
まるで信濃の御射鹿池のミニチュア版のような美しさでした!

次回は夷隅に鎮座する玉前神社です♪